香港の本当に美味しいお店をどうやって探すのか

九龍にひっそりとたたずむ杭州料理の名店、天香樓。杭州でもこれだけのクオリティのお店はない。店構えだけをみると庶民的だが、価格は超一流。

 2016年3月に参加した14,800円の激安香港ツアー。ツアーとはいっても送迎すらつかずに中身は完全に自由でした。

 土曜日の朝に香港に着き、日曜の夜には香港から羽田にむかう、わずか1泊の旅行。香港といえばアジア屈指の食都。おいしいものを食べないで帰るわけにはいきません。

 とはいうものの膨大にある香港のお店のなかから本当に美味しいお店を見つけるのはなかなか難しいことでもあります。そこで今回は香港の本当に美味しいお店をどうやって探すのか、まずはその情報源についてまとめてみました。

【初級篇】

イシモチの燻製(煙燻黄魚)。事前に店の名物料理や人気料理を調べておくことで、美味しいものに当たる「打率」を上げることができる720香港ドル(10,181円)(天香樓)。

(1) 香港ナビ(日本語)
 香港の観光情報について、おそらく最もよくまとめられているサイト。お店への行き方を写真つきで説明するなどかゆいところに手が届く。

香港ナビ(日本語)
URL http://www.hongkongnavi.com/food/

(2) キャセイパシフィック航空 | 香港スタイル(日本語)

 情報の正確さと店のセレクトは間違いのないものばかり。このサイトでレストラン情報を書かれている甲斐美也子さんのブログ「香港ときどきマカオ」もおすすめ。

キャセイパシフィック航空 | 香港スタイル(日本語)
URL http://www.cathaypacific.co.jp/hongkong/food/

「香港ときどきマカオ」
URL http://hk-tokidoki.com/

(3) リュクスシティガイド ペン・シティ香港(日本語)
 『LUXE シティガイド』とザ・ペニンシュラホテルズのコラボレーションによる情報。紹介されるレストランの数は多くないものの、ハイセンスな店舗に厳選されており、利用価値は高い。

リュクスシティガイド ペン・シティ香港(日本語)
URL http://www.peninsula.com/ja/PenCities?property=hong%20kong&type=dining-out

【中級篇】

上海蟹のミソ和え麺(蟹粉拌麺)。天香樓の代名詞ともいえる一品。2人で428香港ドル(約6,052円)(天香樓)。

(4) Openrice(英語・中国語)
 香港版食べログのような口コミサイト。メニューの写真が参考になる。ホームページ上部で「中文」を選ぶと中国語になる。

Openrice(英語・中国語)
URL http://www.openrice.com/en/hongkong

(5) 香港タトラー(英語)

 アジア主要都市で販売されている雑誌のオンライン版。ラグジャリーな店舗の情報が充実している。

香港タトラー(英語)
URL http://hk.dining.asiatatler.com/restaurants

【上級篇】

(6) Dianping(大众点评网)(中国語)
 中国本土最大の口コミサイト。中国語しかないのが難点だが、Openriceと併用すると、香港人、あるいは中国本土の人に、どのようなお店が支持されているのかがよくわかる。

 

Dianping(大众点评网)(中国語)
URL http://www.dianping.com/hongkong/food/

2016.05.30(月)
文・撮影=橋賀秀紀