はるまき日記 偏愛的育児エッセイ
瀧波 ユカリ
瀧波家の娘「はるまき」が寝たきり乳児から走り回り乳幼児になるまでを綴った『はるまき日記』。本書には、子育てものに欠かせない「かわいい!」や「超共感!」が存在しない代わりに、スリル満点のおむつ替えや新しい授乳法、赤子接吻問題などさまざまな事件が…。爆笑の育児エンタメ・ノンフィクションの一部をご紹介!!
瀧波 ユカリの近況
保育園の節分で、はるまきが鬼をものすごく怖がって0歳児クラスの赤ちゃん達を盾にしてまで我が身を守ったことを先生から聞かされました。「弱虫だな〜」と笑ってからかいたくなりましたが、はるまきにもプライドがあるので笑うわけにはいきません。とっさに「怖いものを怖いと感じ、逃げることは大事。その危機管理能力をこれからも大事にしなさい」とほめちぎりました。そしてそんな自分の判断がどれだけ素晴らしいものであるかを夫に説いたら、すごくいい気分になれました。その夜、「おにこわい…」とつぶやきながら眠りについたはるまきは見事に発熱。3日間も保育園を休むはめに…鬼め!!!
瀧波 ユカリのプロフィール
1980年北海道札幌市生まれ。漫画家。日本大学藝術学部写真学科卒業。2004年『臨死!! 江古田ちゃん』でアフタヌーン四季賞大賞を受賞しデビュー。著書に漫画『臨死!! 江古田ちゃん 』(講談社)、エッセイ『はるまき日記』(文春文庫)、 『女もたけなわ』(幻冬舎文庫)、『オヤジかるた 女子から贈る、飴と鞭。』(文藝春秋)、『あさはかな夢みし』(講談社)など。新刊『ありがとうって言えたなら』(文藝春秋)は2018年3月7日に、『モトカレマニア』(講談社)は3月13日に発売。
瀧波 ユカリの既刊本