美容ジャーナリスト 齋藤 薫の美脳トレーニング

美容ジャーナリスト 齋藤 薫の美脳トレーニング

コスメにも、天は二物を与える時代!?
うっとりするほど美しい化粧下地に注目

コスメ史上初めて、下地が主役となりました!

左:一輪のバラには美容液成分をたっぷりと配合。柔らかで潤った肌に。アプソリュ サブリムグロー ベース 24mL 9,000円/ランコム(2016/1/13発売)
右:フレッシュなテクスチャーで肌をなめらかに整え、輝きと明るさをプラス。旬なピンク肌に。メテオリット バーズ 30mL 9,300円/ゲラン(2016/1/15発売)

 コスメ界には、毎年毎年のトレンド以外に、今はこのアイテムが“当たり”という大きなうねりのような商品の浮き沈みが発生する。たとえばこの5、6年、ファンデーションが大きな“当たりアイテム”で、いつも話題の中心だったと言っていい。

 ちょっと高価な美容液ファンデーションが大注目されたかと思えば、オイルインタイプにジェルタイプ、そしてクッションタイプなど、従来のリキッド、パウダー、クリームの3大タイプ以外の新形状ものや新処方ものが続々デビューして、“進化ファンデーション”の時代を築いた。

 でも今シーズンは、少し様子が違う。クッションタイプの台頭は目立つものの、新形状ブームはここらで一段落。でもその代わり、この数シーズン“旬の注目アイテム”として急浮上しているのが、コンシーラーやハイライターみたいなベースメイクのオプションアイテムなのだ。もちろんコンシーラーやハイライター的なものは、大昔から存在する。ただ長年“進化が止まって動かない”、だから注目されることもなかったアイテムだったが、このあたりがにわかに進化を見せるようになったのだ。

 そんな中でも今、一番注目すべきが化粧下地だ。

かつては日本固有のものだった化粧下地

 “化粧下地”といえば、それこそとても長い間、進化もニュースも何もないアイテムだった。つまりオプションもオプション、まさに“お好みで”というサブコスメ。厳密に言うと、外資系コスメブランドには“化粧下地”という概念自体がなく、デイクリームなどをメイク前に使うというのが一般的で、化粧下地は基本的に日本のものだったのだ。

 日本のメーカーの多くは、このファンデにはこの下地、と付帯品として売るような考え方があり、正直を言うと“買わないとマズイもの?”という印象があった。確かに専用下地を使った方が、どのファンデもキレイにつくものの、この仕上がりをどうしてひとつで実現してくれないの? という不満の声も多くあったりした。

 それが次第に外資系ブランドも下地的なアイテムを作り始め、最近はUVケアつきの下地も多くデビュー。同時にCCクリームを下地として開発するメーカーも出てきて、ともかくファンデの前に何かもうひとつ塗るのが当たり前になる。

 さらにこの数シーズン、下地にさらなる進化が見られた。それは紛れもなく肌質改善、肌色改善のプレミアム下地。特に“専用下地”を持たない外資系が単品として発表した下地が、いずれもその上の肌質、肌のドレスアップとも言うべき上級下地を作り始めたのだ。

<次のページ> 外資系ブランドが作り出したプレミアム下地

2016.02.03(水)

文=齋藤 薫
撮影=吉澤康夫

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