今日の絶景

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アフガニスタンの青く輝くモスクは
宗派の対立を忘れさせる平和の象徴

Magnificent View #785
ハズラト・アリー廟(アフガニスタン)

(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 世界には「ブルーモスク」という別称で呼ばれる建物がいくつかあるが、ここもそのひとつ。アフガニスタン北部の都市、マザーリシャリーフに立つハズラト・アリー廟だ。

 建築は1512年。アリーとは、7世紀半ばにイスラム教の指導者であったアリー・イブン・アビー・ターリブのこと。彼はイスラム教のスンニ派、シーア派双方から公認された唯一の指導者でもあった。

 そのため、ふだんは敵対している派閥の教徒同士も、この霊廟を訪れたときだけは敵意を忘れ、ともに祈りを捧げるのだという。

 青いタイルが美しく輝くその外観は、アフガニスタン紙幣にもデザインされている。アフガニスタンといえば、2001年に新たな政府が樹立されたとはいえ、いまだ政情も不安定。観光で訪れることは難しいが、このような美しい風景がある国であることは、忘れないでおきたいものだ。

2015.11.24(火)

文=芹澤和美

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