今日の絶景

今日の絶景

伝統農法を貫く渓谷のタバコ畑から
キューバ名物の高級葉巻が生まれる

Magnificent View #694
ビニャーレス渓谷(キューバ)

(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 キューバ北西部のビニャーレス渓谷は、山々に囲まれたカルスト地形の場所。一面のタバコ畑と、のんびりと草を食べる馬や畑を耕す牛、素朴な家々がこの地の名物だ。

 ビニャーレス渓谷はタバコの生産地として有名だ。ここでは、1492年にコロンブスが上陸する以前から、先住民たちによってタバコ栽培が行われていた。現在でも、かつての栽培法に基づき、トラクターを使わず牛による耕作で、タバコの生産が続けられている。

 なぜ、この時代に近代的な農機具を使わないのか。その理由は、牛を使った伝統的な耕作は土壌を傷つけないからとも、アメリカによる経済封鎖で石油燃料が枯渇し、トラクターが使えなくなったためとも。いずれにしろ、ここで栽培されたタバコを使った葉巻は、弾力性があり丈夫なのだという。

 周囲の自然環境と良好な関係を築きながら、独自の生活体系を作り上げてきたビニャーレス渓谷の人々。サルサとラム酒のイメージが強いキューバで、のんびりとした景色を見せている。

2015.08.25(火)

文=芹澤和美

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