今日の絶景

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シンガポールを変えた一大再開発は
水不足の解消が当初の目的だった

Magnificent View #479
マリーナベイ(シンガポール)

(C) dk & dennie cody / Masterfile / amanaimages

 近代的なビルや巨大な観覧車が並ぶ、シンガポールのマリーナベイ地区。ラスベガスから進出したカジノホテル「マリーナベイ・サンズ」が2010年に開業して以来、シンガポールのシンボルとなっているエリアだ。

 ここが開発された背景には、実はシンガポールの乏しい水源事情が関係している。シンガポールは長い間、水資源を隣国マレーシアからの輸入に頼っていた。その打開策として、初代首相のリー・クアンユーが打ち出したのが、マリーナベイ淡水化計画。湾を堰止め、そこに川からの淡水を集めて貯水するという構想で、湾そのものを貯水池にするという壮大なプロジェクトが進められた。

 2008年、都心初の貯水池であるマリーナバラッジ・ダムが完成。周辺には、カジノにホテル、高層オフィスビル、熱帯植物園「ガーデン・バイ・ザ・ベイ」などが次々に完成し、一帯は新しいシンガポールのアイコンとなった。

 いわば、ここはシンガポールのオアシス。外観だけでなく、機能も兼ね備えた最先端の場所なのだ。

2015.01.22(木)

文=芹澤和美

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