古関千恵子の世界極楽ビーチ百景

古関千恵子の世界極楽ビーチ百景

神秘的な風景と大きな自然が待つ
ハワイの穴場、ラナイ島の休日

#26 Lanai Island
ラナイ島(ハワイ)

フォーシーズンズ リゾート ラナイ アット マネレ ベイから望むフロポエ・ビーチ。春先にはザトウクジラもやってきます。

ニックネームは「プライベート・アイランド」

 主に8つの島々からなるハワイ諸島には、それぞれにニックネームがあります。たとえば、ハワイ島が「ビッグ・アイランド」であることをご存じの方も多いのでは? このラナイ島のニックネームは「プライベート・アイランド」。ハワイの主要な島の中でも最も人口が少なく、舗装されている道はわずか48キロメートル、信号なんて必要もありません。人口のほとんどが集中しているラナイ・シティを除けば、民家はもちろん、人の気配さえ感じることがありません。プライバシーを大切にしたラグジュアリーなリゾートに滞在すると、それこそ、静けさに満ちたプライベート感を味わうことができるでしょう。

人口のほとんどが集中するラナイ・シティ。プランテーション・スタイルの年代物の民家も多数。

 中心地のラナイ・シティは、ノーフォーク・パインが規則正しく整列したドール公園を囲むように、プランテーション・スタイルの建物が並んでいます。ここに銀行や教会、マーケットなど暮らしにまつわる施設や、レストランにカフェ、ギャラリーなどが集結しています。「アラモアナ・センターじゃなくて、ここはラナイ・センターだよ」と地元の人は冗談めかして言うけれど、ここはコンパクト(1時間もあれば見終われる程度)で愛らしい!

ラナイ・シティから一歩出れば、赤土のダートロード。島を回るには4WD車で。

 ラナイ・シティから一歩外に出ると、そこは、かつてパイナップル畑だった平野が見渡す限り広がっています。ラナイ島は20世紀初頭、パイナップル産業が栄え、島のほとんどがプランテーションだった時期も。今でも赤土の道のところどころに黒いビニールの小片が残され、その頃のラナイ島のニックネームが「パイナップル・アイランド」だったことを思い起こさせます。

海水浴に適した穏やかなフロポエビーチ。地元の人もピクニックに訪れます。

 ラナイ島のメインビーチは、南側に位置するフロポエ・ビーチ。「ドクタービーチ」ことスティーブン・レザーマン博士による全米ベストビーチにも選出されたビーチです。緩やかに弧を描くビーチの右手にフォーシーズンズ リゾート ラナイ アット マネレ ベイが佇み、左手には海辺の生物がウォッチングできるタイドプール、そして悲恋の伝説が残るプウ・ペヘという岬があります。沖をハシナガイルカの群れや季節によってはザトウクジラが横切ることも。穏やかな入り江では海水浴もOK。バーベキューやピクニックテーブルなども用意されています。

 この全米ベストビーチに見入っていると、地元の人が「北にあるポリファ・ビーチがいちばんだ!」と親指を立て、一言。ならば、行くまで!

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2014.10.04(土)

文・撮影=古関千恵子

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