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#9 どんだけ可愛い口紅を作り続けるつもり? YSL

 口紅いのち! の人ほどYSLの口紅を外さない。思えば1970年代から80年代、みんなが死ぬほど憧れたのが、伝説のフーシャピンク“YSLの19番”。それこそ今一番ホットな映画『バービー』のオールピンクの世界を象徴するような目の覚めるほどのピンクである。

 この頃から脈々と続くYSL神話は、気がつけばYSL口紅偏愛派を多数生んでいた。色も質感も見てくれも手放しに可愛く、理屈抜きにかっこ良い。

 ルージュ ヴォリュプテ シャイン、キャンディグレーズ、ピュールクチュール ヴェルニ ヴィニルクリーム、ベビードール キッス&ブラッシュ デュオスティック……あゝいずれ劣らぬ激カワ口紅の歴史は止まらない。

イヴ・サンローラン・ボーテ

フリーダイヤル 0120-526-333
https://www.yslb.jp/

2023.11.28(火)
文=齋藤 薫(美容ジャーナリスト)
Photographs=Hirofumi Kamaya

CREA 2023年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

永久保存版 偏愛の京都

CREA 2023年秋号

永久保存版 偏愛の京都

定価950円

『CREA』でいよいよリアルな国内旅の真打「京都」登場。グルメ、アート、カルチャーなどを偏愛目線でお届けします!