この記事の連載

 各ブランドのオタク的な偏愛により生み出されてきた名品コスメの歴史をクローズアップ。執着にこそ真実ありという時代、信じるべきものがここにある。(前後編の後編/前編を読む)


#6 これぞ、歴史的偏愛シリーズ。ドモホの基本4品

 知らない人はいないのだろう。再春館製薬所ドモホルンリンクルという化粧品を。年齢肌という言葉を定着させ、「いつかはドモホルンリンクル」と考えている人が多いという意味では国民的。

 そして誕生以来、徹頭徹尾変わらずに提案し続けてきた基本4品。成分は強化させながらも、保湿液→美活肌エキス→クリーム20→保護乳液……という独特の4ステップも主義主張も全く変わらない、ここまでブレないスキンケアは他にないとの意味でも国民的。

 一品一品のお手入れ法を大切にし、その日その日の美肌を組み立てる考え方まで、創業以来変わらない“独自の理論”を偏愛するブランドは心から信じられる。

再春館製薬所

フリーダイヤル 0120-444-444
https://www.saishunkan.co.jp/domo/

2023.11.28(火)
文=齋藤 薫(美容ジャーナリスト)
Photographs=Hirofumi Kamaya

CREA 2023年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

永久保存版 偏愛の京都

CREA 2023年秋号

永久保存版 偏愛の京都

定価950円

『CREA』でいよいよリアルな国内旅の真打「京都」登場。グルメ、アート、カルチャーなどを偏愛目線でお届けします!