この記事の連載

●「倉 悠貴と言えば、これだよね!」という武器が欲しい

――来月11月には品川ヒロシ原作・監督による主演作『OUT』と、岩浪れんじ原作のコミックを映画化した『コーポ・ア・コーポ』が公開。翌12月には『市子』の公開も控えていますが、将来の展望や希望を教えてください。

 『OUT』はバチバチなヤンキー映画なので、アクションもガッツリやらせてもらいました。なので、年齢的には、まだまだ鉄砲玉的な役どころかもしれませんが(笑)、ヤクザ映画には興味はありますね。

 俳優としては、これまでと変わらず、真面目に、頂いた役をより良くできるために、頑張っていきたいっていう所存ですね。あとは、有難いことに、いろんなやらせてもらえていますが、「倉 悠貴と言えば、これだよね!」と言ってもらえるキャスティングの決め手となる確立した武器が欲しいです。

――ちなみに、憧れの先輩がいれば教えてください。

 素敵な人はたくさんいますけど、例えばハリウッドのドラマ「将軍 SHOGUN」(24年・未公開)でご一緒させていただいた真田広之さん。日本を代表して海外でも活躍されている方の姿には憧れますし、現場ではいろいろ勉強させていただきました。

» 倉 悠貴さんの写真を全て見る

倉 悠貴(くら・ゆうき)

1999年12月19日生まれ。大阪府出身。19年にドラマ「トレース~科捜研の男~」で俳優デビュー、20年公開の池田エライザ初監督作品『夏、至るころ』では、映画デビューにして初の主演を果たす。その後も『衝動』(21年/土井笑生監督作)、『OUT』(23年/品川ヒロシ監督作)の主演作のほか、『コーポ・ア・コーポ』(23年)、『市子』(23年)など公開作が続く。

『こいびとのみつけかた』

いつも妄想を膨らませている植木屋の青年トワ(倉 悠貴)は、コンビニで働く園子(芋生悠)に恋をする。どうしても彼女と話したいトワは、木の葉をコンビニの前から自分のいる場所まで並べて彼女を誘い出すことに。園子もまた廃工場に暮らし、奇妙な創作物を作っている風変わりな女性だった。独特の会話で幸せな世界を築いていく2人だったが、園子にはある秘密があった。
http://koimitsu.com/
(C)JOKER FILMS INC.
10月27日(金)より、新宿シネマカリテほか、全国ロードショー

<衣装クレジット>

シャツ 47,300円、パンツ 61,600円/BARENA/三喜商事
その他 スタイリスト私物

三喜商事
所在地 東京都港区北青山2-14-4 The ARGYLE aoyama 13
電話番号 03-3470-8232

← この連載をはじめから読む

Column

厳選「いい男」大図鑑

 映画や舞台、ドラマ、CMなどで活躍する「いい男」たちに、映画評論家のくれい響さんが直撃インタビュー。デビューのきっかけから、最新作についてのエピソードまで、ぐっと迫ります。

2023.10.27(金)
文=くれい響
撮影=釜谷洋史
ヘア&メイク=NOBUKIYO
スタイリスト=カワセ 136