パーク内ですべてが完結、夢の世界の住人になれる幸せ

 1955年、世界で最初のディズニーランドがオープンしたのが、ここ「カリフォルニア ディズニーランド・リゾート」。誰もが知るミッキーの生みの親、ウォルト・ディズニーが構想に15年も費やした“ディズニーランドの原点”となる貴重なパークです。開園時の挨拶で、「ディズニーランドは永遠に完成しない。世界に想像力がある限り、成長し続けるだろう」と語ったウォルト・ディズニーの意思は、その後50年以上の時を経てもなお脈々と引き継がれ、次々と新しい空間を創り出しているのです。

 2つのパークと3つのホテル、それをつなぐショッピング&エンターテイメントエリアがあるカリフォルニア ディズニーランド・リゾートでは、2007年から始まった5年にも及ぶ拡張計画によって、また足を運びたくなる新しいアトラクションやショーが加わりました。リゾート内は、どこへでも徒歩で移動できるからとても便利。夢から覚めることなく一日中過ごせるのが魅力です。

進化し続ける2つのパークから目が離せない

「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク」の“ブエナビスタ・ストリート”にある噴水広場

 カリフォルニアの空気を肌で感じながら楽しめるのは「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク」。2012年夏に新しくオープンした「カーズランド」もあり、注目度NO.1。このパークだけは、ワインやビールなどアルコールがOKというのも嬉しい。  

 同じく、2012年夏に生まれ変わった“ブエナビスタ・ストリート”は、ウォルト・ディズニーがトランクに夢を詰めて降り立ったカリフォルニア、ハリウッドを再現しています。

 昼間の噴水広場では、当時の服装をした新聞配達の少年たちがレッド・カー・トロリーに乗ってやって来る短いショーもあり、いつの間にかミッキーも20年代の衣装を纏い参戦! いつもと違うミッキーは是非、おさえておきたいショットです!

 そして夕暮れ時にはガス灯が灯され、昼間と違う郷愁漂う街並になるのも見所の一つ。レッド・カーに乗って、レトロな風景を眺めながら移動するのも心地よい時間です。

左:カリフォルニアらしい木々がたなびく、ハリウッドランドへ続く“ハリウッド・ストリート”
右:“レッド・カー・ニュースボーイズ”のショーは、テンポが速く爽快。元気になれるパワフルさ

「ディズニーランド・パーク」では、ミニーの出現に大騒ぎ。この“キャラクター・グリーティング”では、一緒に写真を撮ったり、握手も、ハグも、キスも! 出掛ける前に、サイン帳の購入を忘れずに。ミニーのサインをもらって、さあ次のキャラクターへ移動です! 何個集められるか、それも楽しいディズニーの思い出になるはずです。

 そして2013年春にオープンしたのは、プリンセスに会える「ファンタジーフェア」。子供の頃に憧れた童話の世界が現実に。可愛らしい街並みも必見です。

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2013.07.11(木)
photographs:Miki Fukano / Tsukiko Ao
text:Tsukiko Ao