17:00 お待ちかねの夕ごはん

 空と富士山がほんのりピンク色に染まったら、普段より、ちょっとだけ早い夕食タイム。

 サラダにスープ、香りもおいしいメインまで。調理法や使う道具が異なるレシピだからこそ、屋外でもバラエティ豊かな料理が楽しめる。じんわり幸せがこみ上げるおいしさ。

(1) ズッキーニとコーンのスープ(翌朝分含む8人分)
 鍋に油(大さじ1)を熱し、薄切りした玉ねぎ(1個)を炒める。小房に分けたしめじ(1パック)と1cm角に切ったズッキーニ(2本)も加えて炒め、コーンクリームとホールコーン(各1缶)を汁ごとさらに、水(1リットル)も加える。沸騰したら弱火にして約10分煮る。半分に切ったミニトマト(8個)を加えてさっと煮て、塩(小さじ1)、こしょう(少々)で味をととのえる。器によそい、パセリ(適量)をちらす。

(2) キャベツとグレープフルーツのサラダ(4人分)
 ざく切りにしたキャベツ(1/4個)は熱湯でさっと茹で、ザルに上げて水気を切り、冷ます。そこへミント(少々)、貝割れ大根(1パック)、グレープフルーツの果肉(1個分)を混ぜ、オリーブ油(小さじ1)を絡めて皿に盛る。食べる直前に塩こしょう(各少々)をふる。

(3) サングリア
 皮をむき、適当に切ったキウイ、オレンジ、缶詰のパイナップルとそのシロップを瓶に入れたら、白ワインを注ぐ。ミントを浮かべて。材料は各適量。

(4) レモンハーブチキンとグリルドベジタブル(4人分)
 一口大に切った鶏もも肉(2枚)に塩(小さじ1)、こしょう(少々)をまぶして一晩置く。フライパンに鶏肉の皮目を下にして並べ、火にかける。フライパンが温まってきたら中火にし、蓋をして皮目に焼き色がつくまで焼き、一度取り出す。ここへオリーブ油(大さじ1)を引き、2cm角に切ったじゃがいも(2個)と1cm幅の輪切りにしたにんじん(2本)、くし切りにした玉ねぎ(1個)にんにく(2かけ)を入れて軽く炒め、4等分したレモン(1個)、タイム(1パック)、鶏肉をのせて白ワイン(1/2カップ)を回しかける。蓋をして、野菜が柔らかくなるまで弱火で蒸し焼きにし、塩こしょう(各適量)で味をととのえる。

 火加減や風の影響を受けてしまうご飯を炊くよりも、パンやパスタを主食にしたほうが、実は初心者向き。今回は、たき火であぶったパンやフルーツも添えて。

 後片付け後は、ストレスをゆるゆるほどく炎を眺めつつ、ワインや熱いバーボン紅茶をちびちび。この日は23時頃各自のテントで就寝。

2013.06.29(土)
text:Yukino Hirosawa
photographs:Kasane Nogawa

CREA 2013年7月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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定価 670円(税込)