ヌサペニダ人気を押し上げた
クリンキン・ビーチへ

 さらに歩くと、「マンタ・ベイ」というマンタが集まる海域を見下ろす断崖に行きつきます。運よく5匹ものマンタが海面に浮かんでいるのが見えました。

 この3カ所でもかなり満足度が高いのですが、さらに車に乗り込み、ヌサペニダを一躍人気観光スポットに押し上げた「クリンキン・ビーチ」へ。

 バリ語で“小指”という名の「クリンキン・ビーチ」は、節くれだった指のような形をした岬です。たしかに岩のフォーメーションがインパクト大な絶景です。

 これらの絶景の周辺には、いわゆるインスタ用の鳥かご風のイスやはしご、張りぼてなどが、あちこちに用意されています。空前のSNSブームによって、島は潤い、出稼ぎにいった若者も戻ってきたとか。

 ヌサペニダは悪霊の住処どころか、インスタ天国になっていました。もちろん、悪霊なんて住んでいませんのでご心配なく!

ヌサペニダ

●アクセス バリ島のサヌールからスピードボートで約40分
●おすすめステイ先 スマブヒルズ・ホテル&ヴィラ
http://www.semabuhillshotel.com/

【取材協力】
トリップレックス

https://stworld.jp/earth_info/BL/op_tour/DPS/DPSPNB/

古関千恵子 (こせき ちえこ)

リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/4世紀あまり。
●オフィシャルサイト https://www.chieko-koseki.com/

Column

古関千恵子の世界極楽ビーチ百景

一口でビーチと言っても、タイプはさまざま。この広い世界に同じ風景は一つとして存在しないし、何と言っても地球の7割は海。つまり、その数は無尽蔵ってこと? 今まで津々浦々の海岸を訪れてきたビーチライター・古関千恵子さんが、至福のビーチを厳選してご紹介します!

2019.08.24(土)
文・撮影=古関千恵子