#151 Lovina Beach & Tembok
ロビナビーチ&テンボック
(インドネシア)

早朝に出没するイルカたちを目当てに、数隻の伝統的な船がロビナビーチ沖へと繰り出します。

 2017年9月のバリ島アグン山の噴火騒動は、空港が一時閉鎖になったこともあり、遠く離れた日本からすると、島全体が警戒エリアのような印象を受けました。

 けれど、地元の声を聞くと、さほど影響は見られず、警戒レベルも2018年2月に1段階下がり、立ち入り禁止区域もアグン山から半径4キロに縮小されたそうです。それでもツーリストがまだ戻ってこない状況が続いているとか……。

 4~10月は晴天が続く、乾季であるのに、正直、これはもったいないです。

黒砂の浜辺に並ぶ、カラフルなジュクン。地元の子供たちにとって海は遊び場。

 今回、ご紹介するバリ島は、いわば通好みの北部エリア。クタやヌサドゥアなどの華やかな南部リゾートとは同じ島とは思えないほど、開発とは縁遠い場所です。いわゆるバリ島をイメージして訪れたら、「あれ?」と拍子抜けしてしまうかも。

 南部のクタ在住者に言わせると、「北部の中心地のシガラジャは赤道に近いから、暑くてたまらん」と。日本から南下してきた私としては、どっちもどっちなのですが、緯度を比べたら、たしかにシガラジャの方がやや赤道に近い。皮膚感覚でその違いがわかるのかと、驚きです。

イルカのおかげでツーリストが訪れるようになったことへの感謝の念からか、記念の像が。

 そのシガラジャから西へ約5キロのところに、ロビナビーチがあります。このビーチが一躍脚光を浴びたきっかけは、毎朝ジャワ島からやってくるという何百頭ものイルカたちの存在。

 わたしの記憶では25年くらい前から、イルカファンの間ではその名が広まり、何もない辺鄙な漁村にロスメン(民宿)やホテルが誕生。ありがたいイルカ様をたたえようと、町の中央に像までそびえたっています。

2018.06.16(土)
文・撮影=古関千恵子

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