全国各地に展開する「星野リゾート」の多彩な宿泊施設では、猛暑日の旅も快適に過ごしてほしいと、さまざまな“納涼滞在”を用意している。

 今回はその中から、池の上に“納涼床”を設えた「星のや京都」、温泉旅館ブランド「界」の14の宿が期間限定で開催する“納涼祭”から厳選3軒の納涼プラン情報をご紹介!

奥嵐山の自然がもたらす
涼を味わう

◆星のや京都

リニューアルした“納涼床”で和楽器の演奏会やオリジナルカクテルの提供など、館内の随所でさまざまな催しを行う“奥嵐山の納涼滞在”は、2019年8月31日(土)まで(開催場所、料金は催しごとに異なる)。

 京都嵐山。渡月橋から船に乗り、大堰川を遡ると現れる水辺の静寂なリゾート空間「星のや京都」では、この夏、特別席“奥嵐山の納涼床(のうりょうゆか)”をリニューアル。

 この池の上に設えられた“納涼床”で、和楽器の演奏会を行ったり、“納涼BAR”を開くほか、納涼床とライブラリーラウンジに京都の職人が手掛けた風鈴を設えるなど、夏の滞在を涼やかにしてくれる“奥嵐山の納涼滞在”と銘打った、夏季限定の催しを2019年8月31日(土)まで開催している。

 “奥嵐山の納涼滞在”では、京都の夏の夜を心地よく楽しむための趣向がたっぷりと凝らされている。そこでここからは、“奥嵐山の納涼滞在”のポイントをご紹介しよう。

 まずひとつ目のポイントが、先述した“奥嵐山の納涼床”だ。夏の夜だけに登場する“納涼床”は、水辺の涼しさに憩うための特別席。

 日が暮れはじめると施設内の「水の庭」に“納涼床”が設えられ、庭が夏の夜を楽しむ空間に様変わり。間近に落ちる滝の音に耳を傾ければ、心地よい清涼感に包まれる。

“水辺の夜奏会”は、奥嵐山の納涼床にて2019年8月31日(土)までの土・日曜、祝日、お盆期間(8月13日[火]~15日[木])のみ、17:00~18:30に開催されている。宿泊ゲストなら誰でも無料で鑑賞することが可能。

 “奥嵐山の納涼床”で行われる、“水辺の夜奏会”と“納涼BAR”もまた見逃せない。

 “水辺の夜奏会”では、“奥嵐山の納涼床”が舞台に変わり、篠笛や琴、三味線など和楽器の演奏が行われる。

 ヒグラシの鳴き声や水の庭の滝の音が和楽器の音色と重なり、夏の夜の調べを楽しむことができる。

期間中の毎夜18:00~23:00まで開かれる“納涼BAR”では、日本のウイスキーやオリジナルカクテルを用意。ドリンク各種 1,500円~(税・サ込)。

 そして夜も更けてくると、“奥嵐山の納涼床”が、オリジナルカクテルなどを供する“納涼BAR”に。

 カクテルは、夏の京都の風物詩に見立てたもので、例えば“漁火(いさりび)”は、夏の夜に嵐山で開催される鵜飼を表現した一杯。巨峰のリキュールとブラッドオレンジジュースの紫と橙色のグラデーションで、川面に映り揺らぐ鵜飼の篝火(かがりび)を表している。

 冷たいドリンクを片手に、水辺で夜風を感じながら夏の夜のひとときを過ごすのもオツなもの。

 今年2019年で3年目となる、“水辺の夜坐”ももちろん開催される。

 今夏は、涼しく静かな夜を過ごす舞台として「奥の庭」にオリジナル蚊帳を設置。その中で呼吸法と瞑想を取り入れたストレッチ“水辺の夜坐”が行われている。

 蚊帳は京都の北山杉から紡いだ糸で製作したもので、これは世界初の試みなのだとか。蚊帳の中からは、樹齢400年のもみじが風に揺れる影が透けて見え、涼しさを演出。

 参加者は蚊帳に包まれた安心感を抱きながら、虫の音や川のせせらぎに耳を傾け、自然の美しさや心地よさを感じることができるはず。

深呼吸をして外の空気を身体に取り入れ、四肢を伸ばして身体をほぐす。そして瞑想によって心を調える“水辺の夜坐”は、期間中の毎夜22:00~22:30、「奥の庭」にて開催(宿泊ゲストのみ参加可、要予約)。

 夏の星のや京都を訪れたなら、“奥嵐山の納涼床”やライブラリーラウンジに設置された、京焼や京仏具の職人が手掛けた風鈴などもぜひチェックして。

 京都の伝統技術を活かした新しい意匠に触れられるのも、ここならではの粋なはからいといえる。

 五感で涼を満喫する滞在で、非日常の世界へエスケープできること間違いなし。

星のや京都

所在地 京都市西京区嵐山元録山町11-2
電話番号 0570-073-066(星のや総合予約)
https://hoshinoya.com/

文=立花奈緒(ブレーンシップ)