再開発計画によって変貌を遂げるこの地区。

 かつて“泥棒のアジト”といわれていたガリバルディ駅北側のイゾラだがそんな荒れた面影は鳴りをひそめ、おしゃれな下町へと変身中。

 話題のスポットが続々と誕生している駅周辺エリアへ!!


“食へのリスペクト”を
料理で表現

●RATANÀ
(ラタナ)

“グリーンピースのリゾット” 18ユーロ。焦がしたオニオンパウダーが味のアクセントになっている。

 公園の中に佇む一軒家のレストラン。春夏にはオープンエア席もオープンし、気持ち良く食事ができる。

窓際には本棚が設えられ、居心地のよい家のリビングのよう。

 新鮮な素材の魅力を際立たせた、コンテンポラリーな伝統料理を提供。素材の味が迫ってくるシンプルでライトな料理のファンも多い。

左:シェフのチェーザレ・バッティスティさん。
右:公園の中の一軒家のレストラン。都会にいることを忘れてしまいそうな穏やかな空気に満ちている。

 「料理が世界を動かす」と語るシェフのチェーザレ・バッティスティさんは、野菜から肉、魚まで、食材の小規模生産者を探し求めてコラボレーションし、食材とそれを生み出す人にとってのサステナビリティも重視している。

“ヴィテッロ・トンナート、ラタナ風” 26ユーロ。茹でた仔牛にカツオとマヨネーズのソース。

 「食材は余すことなく使う。それが作った人へのリスペクト」。ワインもイタリアの小規模ワイナリーのものを中心に約600種類を揃える。

イエロートマトの冷たいスープに自家製ストラッチャテッラチーズをのせた“クルダイオーラ” 16ユーロ。

 そんな彼はスローフード協会の会長に「微笑みながら、芸術的に農村と都会を結びつける人」と評されている。

イチゴのクリーム、イエロートマトのシャーベットなどを盛り合わせた、野菜のデザート“フラゴレ・エ・ポモドーロ” 12ユーロ。

 自家製チーズや季節の野菜のパスタで、おなかが一杯になっても、絶対に試してみたいのがドルチェ。

 野菜やオリーブオイルを使った美しい一皿で食事を締めくくりたい。

RATANÀ
(ラタナ)

所在地 Via Gaetano de Castillia 28, Milano, Lombardia
電話番号 02-87128855
営業時間 12:30~14:30(L.O.)、19:30~23:30(L.O.)
定休日 無休
https://www.ratana.it/
※要予約。アペリティフタイム(18:30~20:30)

Feature

ミラノの最旬エリア
イゾラの注目スポットへ

Text=Megumi Takahashi
Photo=Atsushi Hashimoto

この記事の掲載号

イタリア

CREA Traveller 2019年夏号

ダ・ヴィンチの愛した
イタリア

定価1,350円 (税込)

詳しくは
こちらへ

CREA Traveller 2019年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在は異なる場合があります。