明治の商家をリノベした空間で
地の恵みを味わい尽くす贅沢

●aceto

コースから前菜の一皿。低温で火を通した宮津産マダコは紅芋酢とビーツのソースで。甘海老のタルタル ウニソース、アコウのカルパッチョなど。

 自社栽培の無農薬米を使った富士酢で知られる飯尾醸造が、丹後の豊かな食を提案すべく開いたイタリアン。

欄間などには古い意匠が残されている。

 宮津を中心にした漁港で揚がる魚介や、京丹後の「SORA農園」の無農薬野菜といった地元の食材を中心に酢や酢を作る際の副産物も使い、この地ならではのシチリア料理に仕立てる。

宮津産アコウのソテー、フレッシュトマトのソース。同じく宮津産ハマグリや菜の花などを添えて。
菜の花の茎と米粉とジャガイモのニョッキ。菜の花の葉とへしこのソースに、自家製のへしこ入りパンで作るパン粉を散らした。2品共に8皿 7,500円のコースから。料理はコースのみで5,500円~。

 「素材がいいから調理の幅も広がります。イチジク酢を作る際に出るイチジクを使ってマリネなんて具合に、ここでしかできない料理もある。宮津でこんな料理が? と驚かせたい」と重康彦シェフ。

 その言葉に納得するコースが魅力となっている。

車で10分ほどの場所には飯尾醸造があり、日曜・祝日を除けば蔵見学も可能。
かつては花街だった面影を残す街並みにある。初夏には中庭を挟んだ離れに寿司店もオープン予定。

aceto(アチェート)

所在地  京都府宮津市新浜1968
電話番号  772-25-1010(電話受付13:00~)
営業時間 18:00~23:00(最終入店20:30)
定休日 月・火曜
https://www.aceto.jp/

Feature

海の恵みを享受する
京都・丹後への旅

Photo=Koichi Higashiya
Text=Mako Yamato

この記事の掲載号

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在は異なる場合があります。