デザイナーとコラボを行った
ご当地部屋「津軽こぎんの間」

津軽の伝統工芸“こぎん刺し”の模様を現代風にデザインした、障子や掛け軸などを取り入れたご当地部屋「津軽こぎんの間」。料金は、1泊2食付22,000円~(2名1室利用時の1名料金、税・サ込)。

 全国各地にある「星野リゾート 界」の宿では、その土地の歴史や名産品などの特徴を表現したモチーフや伝統工芸品で彩った客室、通称“ご当地部屋”が人気だ。

 界 津軽では、2013年より青森県出身のkoginデザイナーの山端家昌(やまはた いえまさ)氏とコラボレーションし、“津軽こぎんプロジェクト”を進めてきたが、今回のリニューアルで全41室すべてがご当地部屋の「津軽こぎんの間」として生まれ変わった。

ベッドライナーに施された、“津軽こぎん刺し”。“津軽こぎん刺し”は、水平・垂直にシンメトリーな菱形がモチーフとして使われている刺し子のこと。

 “津軽こぎん刺し”の基礎模様を“モドコ”と呼ぶが、文献などに記録されている“モドコ”は200~300種ともいわれている。

 その中でも明るく、縁起のよいイメージのある41種類の伝統的な“モドコ”を、山端氏監修のもと各客室に採用。

 壁に飾られたアートワーク“こぎんウォール”や障子、洗面台や玄関にある行燈に、それぞれ“津軽こぎん刺し”の模様が用いられている。

客室の壁に飾られたアートワーク“こぎんウォール”。また今回、新たに津軽金山焼の作家・野呂理紗子氏の協力によって制作した、“津軽こぎん刺し”の模様をあしらったオリジナル茶器をすべての客室に配している。

 津軽の伝統文化をモダンに昇華したデザイン性に富んだご当地部屋は、寛ぎを追求した和の空間でもある。和室ながらもローベッドとソファーを備えることで、より快適な空間に。

 “津軽こぎん刺し”のシンメトリーなデザインは洗練された印象で、落ち着きを感じる和の空間が滞在するゲストを和ませてくれること請け合いだ。

文=立花奈緒(ブレーンシップ)