精進料理と聞くと、どんなものをイメージされるでしょうか?

 仏教伝来とともに日本へと伝わり、平安・鎌倉と時代を経ながら発展してきた奥深い食文化。仏教の教えに基づいたそのお料理をお寺や専門店で味わったことがある人も多いかもしれません。

「福和慧/Fu He Hui」のエントランス。竹が印象的。

  「ふつうの中華は食べ飽きた!」。美食都市・上海には、そんな方にぜひ訪れていただきたいレストランがあります。その名も「福和慧/Fu He Hui」。

 肉、魚介類は一切使わず、野菜、穀類、海藻、豆などの植物性食品を材料とした精進料理をクリエイティブかつモダンな味わいに仕上げる評判のお店で、今回はこちらをご紹介します。

手がけるのは上海出身のシェフ
トニー・ルー氏

  「福和慧」を手がけるのは上海で生まれ育ったシェフ、トニー・ルー氏。

 このほかにも高級感のある「福1015」、伝統的上海料理をアラカルトで楽しめる「福1088」、カジュアルな「福1039」と、自身のレストランを上海市内で3軒プロデュースし、さらにマンダリン オリエンタル 上海内にあるミシュラン1ツ星の江南料理「雍頤庭/Yong Yi Ting」のシェフとしても活躍。国際的にも注目を集めているシェフです。

  「福和慧」がオープンしたのは2014年のこと。それから4年連続して「アジアのベストレストラン50」にノミネートされ、『ミシュランガイド上海』では2017年から1ツ星をキープしています。

数々の受賞歴を物語る表彰状が店内にずらり。

文・撮影=ミシェル