夏をのりきる涼を
福島のきゅうりで

 毎日の食卓に欠かせないきゅうり。なかなか主役になることはないけれど、 実は夏の体に優しい秘密がいっぱいつまっています。

 きゅうりの旬はまさに今。全国で栽培が盛んだが、夏秋期の生産量全国1位は福島県で、東北、関東はもちろん関西への出荷も多い。実は、東京で食べられるきゅうりの約6割は東北産で、なかでも福島県産のものが最多。市場でも、特にその甘さ、みずみずしさに定評がある。

 地元では冷や汁や漬物、ご当地ならではのアレンジ麺など、さまざまな形で食卓に並ぶけれど、やっぱりいちばんは採れたてにさっと味噌や塩をつけて、そのまま、だという。

 氷で冷やして、何もつけず、まずは一本。シャキシャキした歯ごたえと青々とした香りが口いっぱいに広がる。新鮮なきゅうりは、まるで天然の水筒のようにたくさんの水分を含んで甘やかで、すーっと、心地よい冷たさが体に染みていく。

 昔から、暑い季節に好まれてきたきゅうり。カリウムなどを含み、体にこもった熱をとりのぞく作用があると、最近注目を集めている。今年はきゅうりでおいしく、夏の涼を楽しもう。

おいしいきゅうりが
生まれるのはここ

 福島県内では会津地方・中通り地方できゅうり栽培が盛ん。安定した供給がかなうハウス栽培と作り手の個性が光る露地栽培で、夏秋きゅうり全国1位の生産量を支えている。

2018.07.12(木)
Photographs=Kiichi Fukuda
Styling=Nobuko Nakayama

CREA 2018年8・9月合併号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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