◆星野リゾート 界 加賀
加賀の伝統文化にふれる

この春ぜひ体験したいのが、加賀伝統工芸の“山中漆器のお弁当箱づくり”。2018年3月11日(日)~5月31日(木)まで毎日開催。ひとり10,000円~(宿泊費別)。

 1624年の創業以来、多くの文化人を迎えてきた老舗旅館「白銀屋」の歴史を受け継ぐ「界 加賀」は、加賀伝統工芸の九谷焼や山中漆器、加賀水引などを料理の器や客室のインテリアに取り入れるなど、加賀文化に浸る滞在を提案し続けている温泉宿だ。

 この春は、加賀の旅をより豊かなものにする、加賀伝統工芸の体験プログラムを用意。母娘旅にもうってつけの内容となっている。そのうちのひとつが“山中漆器のオリジナルお弁当箱づくり”。

 この加賀伝統工芸を用いたオリジナルのお弁当箱づくりは、山中漆器のお弁当箱に、ステンシルプレートを使って漆状の塗料で自分のお気に入りの柄やイニシャル、日付を入れるというもの。オプションで、加賀水引のお弁当バンドも作ることも可能。

 そしてもうひとつは“桜もなかづくりと春のお茶会”体験だ。

 日本三大菓子処のひとつの金沢は、茶の湯文化が盛んな土地柄。地元の最中専門店がつくる桜をかたどった春らしいもなか皮に、山代温泉の老舗和菓子司のあんこを詰めて、もなかを手づくり。加賀友禅の野点傘をひろげたテラス席、または茶室でつくりたてのもなかと香り高い抹茶が楽しめる。

“桜もなかづくりと春のお茶会”も2018年3月11日(日)~5月31日(木)まで毎日開催。体験料無料というのがうれしいかぎり!

 航空券付きや連泊プランなど、数ある宿泊プランがある中、料理に定評のある「界 加賀」では、ぜひ季節の会席料理が堪能できるプランをチョイスしたい。

 春の特別会席は、白身のトロと呼ばれる“のどぐろ”づくし。お造り、塩焼き、蒸し物、棒寿司など、5通りの食べ方でこの魚を堪能できるとはなんとも贅沢!

“のどぐろづくし”会席の宿泊プランは、1泊2食付き1人33,000円~。

 魯山人をはじめ多くの文化人に愛された山代温泉で、雅なる加賀の伝統を体感し、日本海の海の幸に舌鼓を打つ。一生の思い出に残る母娘旅を「界 加賀」で。

星野リゾート 界 加賀
所在地 石川県加賀市山代温泉18-47
電話番号 0570-073-011(界予約センター)
http://kai-ryokan.jp/kaga/

文=立花奈緒(ブレーンシップ)