大間のマグロをねぎと一緒に

 星野リゾートが各地で展開する温泉旅館ブランド「星野リゾート 界」。土地の魅力や文化に触れることのできるサービスが特徴だが、その土地の旬の食材を存分に味わえるのも大きな楽しみ。今回はこの冬「界」で楽しめるご当地鍋の数々を紹介しよう。
 

●星野リゾート 界 津軽
“大間のマグロ会席”

“大間のマグロ会席”は2018年2月28日(水)まで。※12月29日(金)~1月3日(水)は除く。

 青森県・大鰐温泉で古代檜の湯殿が楽しめる「星野リゾート 界 津軽」。ここでは津軽海峡でとれた大間のマグロを堪能する“大間のマグロ会席”を味わいたい。

 お造りや握りはもちろん、トロをさっと鍋にくぐらせて、ねぎとともに楽しむ「ねぎま鍋」は絶品だ。「黒いダイヤ」と呼ばれるマグロの最高峰をぜひ。

星野リゾート 界 津軽
所在地 青森県南津軽郡大鰐町大鰐字上牡丹森36-1
電話番号 0570-073-011(界予約センター)
http://kai-ryokan.jp/tsugaru/

 

●星野リゾート 界 日光
“東照湯波会席”

“東照湯波会席”は通年で楽しめる。

 世界遺産にほど近く、中禅寺湖の絶景を望む中禅寺温泉の「星野リゾート 界 日光」では、“東照湯波会席”を。日光名物であり、古くから精進料理として食べられてきた湯波を、先付け、お造り、揚げ物など、さまざまな味わい方でいただこう。

 なかでも和牛と湯波を豆乳にくぐらせて食べる“ミルフィーユしゃぶしゃぶ鍋”は、とろりとした口当たりが最高だ。大修理を終えた東照宮の国宝「陽明門」をイメージした器でどうぞ。

星野リゾート 界 日光
所在地 栃木県日光市中宮祠2482-1
電話番号 0570-073-011(界予約センター)
http://kai-ryokan.jp/nikko/

 

●星野リゾート 界 鬼怒川
“味噌牛しゃぶ会席”

“味噌牛しゃぶ会席”は通年で楽しめる。

 栃木県のさまざまな民藝に触れられる、鬼怒川温泉の「星野リゾート 界 鬼怒川」。ここではちょっと珍しい“味噌牛しゃぶ会席”を。

 栃木は実は醸造に適した気候で、昔ながらの味噌づくりが盛ん。そのコクのある味噌を使った牛しゃぶ鍋だ。数種類の味噌を調合し、すりおろした玉ねぎと合わせたオリジナルの味噌だれで召し上がれ。

星野リゾート 界 鬼怒川
所在地 栃木県日光市鬼怒川温泉滝308
電話番号 0570-073-011(界予約センター)
http://kai-ryokan.jp/kinugawa/

 

●星野リゾート 界 川治
“味噌牡丹鍋”

“味噌牡丹鍋”は通年で楽しめる。

 日光、鬼怒川よりさらに山深く、里山の自然に囲まれた川治温泉の「星野リゾート 界 川治」では、里山ならではの“味噌牡丹鍋”が味わえる。

 栗やきのこ、ブナやシイが多く生い茂る栃木県には、それらの実を食べるイノシシも多く、山間部で食べられてきた。イノシシとは思えないほど臭みのない肉を、数種類の味噌を合わせて仕上げた出汁でいただく、里山のめぐみたっぷりの鍋だ。

星野リゾート 界 川治
所在地 栃木県日光市川治温泉川治22
電話番号 0570-073-011(界予約センター)
http://kai-ryokan.jp/kawaji/

文=榎本市子