ホーロー看板や招き猫など
懐かしのインテリアが満載!

レトロな看板が並んだ店構え。

 中華街の西側の門をくぐると、突如現れる「湯」「コクヨ」「カゴメソース」などの昭和レトロな看板群。

 タイムスリップのみならず、地理的にもスリップしたかのようなこのお店、イチバンズは、「ジャパニーズ・インスパイアド・ダイニング」をコンセプトにした、普通の和食店とは一味違うレストランなのです。

1階のインテリア。天井からは、2階から垂れ下がる風鈴が見え隠れしています。(C)ICHIBUNS
1階の中央にあるカウンターには、「出来たてホヤホヤ」「焼きたて」「シャキシャキ」など、食を連想させるキーワードが。(C)ICHIBUNS

 最初のサプライズは、なんといっても、東京のデザイン・スタジオSTUDIO GLITTの手によるこだわり満載のインテリア。店内の装飾は、すべて日本から持ってきたリサイクル品を使用しているだけに、作り物ではないレトロ感が漂います。

1階の壁にも、古い看板がたくさん。
だるまや招き猫などのデコレーションも。

 1階には、外看板にも使用されている古い看板をコラージュした壁や、縁日で見かけるさまざまなキャラクターのお面をかたどった天井、2階に上がれば、大漁旗をコラージュしたパネルを背にしたお座敷、20年前にはどこの会社の経理部でも使っていたような事務用判子のディスプレー、薬局の顔サトちゃんやウルトラマンの人形など、日本人にしか真価がわからないのでは? と思うような品々がちりばめられているのです。

鮮魚用と思われる木の箱を再利用した壁のインテリア。
2階にはお座敷もあります。(C)ICHIBUNS
最近ではあまり見かけない事務用判子のディスプレーも。
2階のお座敷の壁には、大漁旗のコラージュ。
気がつくとそこにいるウルトラマンやサトちゃんの人形。
2階の壁には、古新聞が壁紙代わりに使われています。
格子越しに見えるのは、古い映画のポスター。
2階の吹き抜け部分には、大量の風鈴が垂れ下がっています。

文・撮影=安田和代(KRess Europe)