台湾1泊2日グルメ旅の第2弾は「台湾カルチャー」がテーマ。連載「台湾ぶらぶら食べ歩き」の筆者・矢作晃之さんに、故宮博物院からはじまり、1泊2日で台湾カルチャーを満喫できる旅のモデルコースを教えてもらいました。

#THEME 02
「台湾カルチャーにハマる旅」Day1

=10:00 台北駅着=

 まずは世界四大博物館の一つに数えられる「故宮博物院」へ。

【MRTとバスで移動】
台北駅→MRT淡水信義線乗車(所要約11分)→士林駅で紅30番バスに乗り換え(所要約15~20分)「故宮博物院正館入口」バス停下車すぐ

<鑑賞>

◆故宮博物院

いつも多くの人で賑わう故宮博物院。

 台湾に来たならば一度は訪れておきたい故宮博物院。アジア最大級の博物館として、収蔵文物は65万点にも上り、そのうちの3000~4000点を展示。地下1階から3階までかなりな広さですので、ぜひ効率よくまわって、貴重な台湾の宝物を目に焼き付けたいところです。

 現在は館内の展示物が一部を除き撮影可能に。有名な「翠玉白菜」や角煮のような天然石「肉形石」なども、自分のカメラにおさめることができます。ぜひベストショットを!

中国宮殿風の建築様式で建てられた建物は地下1階を含む4階建て。

 とにかく広い故宮博物院、見学の前にまず入手したい3つのアイテムは……

(1) チケット

(2) 日本語対応の音声ガイド
 1台につき150元。パスポートを預け、返却時に戻ってくるシステムです。

(3) 日本語館内ガイドマップ
 1階入場口付近にあります。

 これらを揃えていざ入場。

 効率の良いまわり方は1階→2階→3階と進み、出口から外へ出て、地下1階を見学するコース。

観覧スタートはぜひここから。1階102室「導覽大廳(オリエンテーションギャラリー)」。

 1階では102室「導覽大廳(オリエンテーションギャラリー)」からスタートを。ここには台湾文化史年表をはじめ、その時代ごとの文物が紹介されているので、ここで時代の流れを把握してからまわるのがベスト。

 2階には時代ごとの陶磁器のコレクション、3階の301室には世界最長の銘文が刻まれた銅器「毛公鼎」、302室には故宮のシンボル的アイテム「翠玉白菜」と「肉形石」が展示されています。

「翠玉白菜」は写真撮影も可能に。

 最後はぜひ地下1階にあるギフトショップへ。故宮の文物をモチーフにした商品が幅広いラインナップで販売。デザイン性も高く、ユーモアのある商品などもあるので、きっとお気に入りの故宮グッズが見つかることでしょう。金曜日と土曜日は夜9時まで営業しているので、展示を見た後でもじっくりと買い物ができます。

手頃な値段のものから高級品まで幅広いラインナップの商品が揃うミュージアムショップ。

故宮博物院
所在地 台北市士林區至善路二段221號
交通 MRT士林駅より紅30番バスにて「故宮博物院正館入口」バス停下車すぐ
電話番号 02-2881-2021
開館時間 8:30~18:30(入場は18:00まで)、金、土曜 ~21:00(入場は20:30まで)
料金 350元

2018.01.16(火)
文・撮影=矢作晃之