美容ジャーナリスト 齋藤 薫の美脳トレーニング

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スマホひとつで真のパーソナルケア
ついに来た! 自分の肌を毎日測る時代

自分の肌の分析に夢中になった時
肌はきっと見違える!

カネボウ化粧品が開発したスマイルコネクト。

 美容における永遠の問題は、本当の意味で“自分だけのお手入れ”にはなかなか行きつけないこと。パーソナルケアとかカスタムケアという位置づけのスキンケアは以前からあるが、本当の意味のパーソナルではなかったかもしれない。そういう意味で、本物の個肌対応を叶えてきたのは、肌の情報を捉えた上でイチから化粧品を作るポーラのアペックスだけかもしれないほど。

 ただ、肌は生きている。測定した時と今ではまた事情が違ってしまうかもしれず、本当は体温や血圧を測るように、その日その日で変わる肌の状況を全部踏まえてからお手入れをすべき。それこそが真のパーソナルケアと言えるのではないか。もちろん今の化粧品の進化はそれを上回るものがあり、万人に効く、どんな日も毎日効くという一本は成立する。

 でも、三度の食事が日々自分の好みと健康と自分の未来を考えてのものであるように、厳密に言うなら美容もそうあるべき。ただ肌の声は自分にもなかなか聞こえない。「お腹がすいた」ことは自覚できても肌内部の水分が足りないことはトラブルが起きてみないとわからない。そこのところを知る術を持ちたいのだ。自分の肌のことなんだから……。そう思っていたら、相次いで現れた。自分の肌の様々なことを測るアプリが。

 先鞭をつけたのが、カネボウの開発したスマイルコネクト。なんとスマホにくっつけるアプリケーターで、その日その日の水分量を自分で測れるというもの。小指の先のようなセンサーを肌に当てるだけ。まさに体温や血圧を測るよう。その情報がアプリにすべて送られ、これまでのデータとの比較などから肌の状態がわかる上に、アドバイスも届く。この情報、気が利いていて、その日の状況も把握した上でのアドバイスだから、言うならば、肌のかかりつけが手のひらの中にあるようなもの。そこで可能になるのが、自分の肌の分析なのだ。

 例えば、何をしたら水分量が何%になり、何をしないと何%に下がるのか、そういう肌の反応も測れるし、体調が良い時、悪い時の水分量はどう違うのか、また新しい化粧品を買ったら前に使っていた化粧品と比較して、本当に水分量が増えるのかなど、様々な研究ができてしまう。一度始めると止められないほど肌の反応って面白いものなのだ。結果として自分にとって一番理想的なお手入れ法が見つかる。もちろん目まぐるしく変わる肌変化を、水分を測りながら追っていくのも面白い。

◆カネボウ『スマイルコネクト』で
 毎日肌水分量測定

肌の水分量を測定できる「肌水分センサー」は、イヤホンジャックに挿して肌にあてるだけ。パーツごとに診断結果を記録、グラフでチェックして毎日の「肌日記」をつけることもできる。/カネボウ化粧品

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2017.12.06(水)

文=齋藤 薫
撮影=釜谷洋史

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