第一作の出版から20年 ハリー・ポッターゆかりの地を訪ねて

第一作の出版から20年 ハリー・ポッターゆかりの地を訪ねて

ハリー・ポッターが旅立った駅にある
ファン垂涎の撮影スポットとは?

 額に稲妻の傷跡をもつ魔法使いの少年の物語『ハリー・ポッターと賢者の石』が英国で出版されたのは、1997年のこと。当時は無名の作家だったJ・K・ローリングによる初版わずか500部から始まったハリー・ポッター・シリーズ全7巻は、この20年間で世界80言語に翻訳され、総計販売部数4億5000万部以上という歴史的な数字を記録、映画も大ヒットを博しました。

 子どもだけでなく、大人をも魅了したこの作品のマジカルな世界に浸れる、英国内のスポットを巡る旅へとご案内しましょう。

まずはキングズ・クロス駅
「プラットホーム9 3/4」で記念写真を

19世紀の建設当時のままの外観を残すキングズ・クロス駅。

 11歳の誕生日を迎えたハリーが、ホグワーツ魔法魔術学校に向かうホグワーツ・エクスプレスに乗り込んだのは、ロンドン・キングズ・クロス駅のおなじみプラットホーム9 3/4。J・K・ローリングにとって、キングズ・クロス駅は若き日の両親が初めて出会った、個人的に思い入れのある場所だったようです。

左:キングズ・クロス駅の内観。オリンピック・イヤーの2012年に大規模改築を終え、近代的な印象です。
右:壁に半分めり込んだカートと「PLATFORM 9 3/4」の表示は、キングズ・クロス駅西側コンコースにあります。

 原作では、プラットホーム9と10の間にある柵に9 3/4への入り口があるという設定ですが、実際のキングズ・クロス駅の9番線と10番線は、同じプラットフォーム上にはありませんでした。BBCのドキュメンタリーのなかで本人も「当時マンチェスターに住んでいたので、プラットフォームの位置関係を勘違いしていた」と語っています。

 そんなわけで、半分壁にめり込んだカートとともに「PLATFORM 9 3/4」の表示は、最初キングズ・クロス駅の8番線と9番線の間に設置されました。

一番人気のマフラーは、もちろん、グリフィンドールのもの。スタッフからの演技指導付きで、撮影できます。

 その後キングズ・クロス駅の改築工事が行われ、この表示とカートは、2012年に現在の西側コンコース、9番線への改札手前のエリアに移動されました。現在では、スタッフとカメラマンが常駐し、グリフィンドールをはじめ、4つの学生寮のマフラーのなかから好きなものを身につけて、ここで写真撮影を行うことができます。もちろん、自分のカメラで撮影することも可能です。

記念写真を撮ったら、すぐ横にあるショップ「ハリー・ポッター・ショップ・アット・プラットホーム9 3/4」へ。プロに撮影してもらった写真もここで購入できます。

 その傍らにあるのが公式ショップ、ハリー・ポッター・ショップ・アット・プラットホーム9 3/4。ここでは、数々のグッズはもちろんのこと、ダイアゴン横丁にあるオリバンダーの店さながらの本格的な魔法の杖のコーナーもあります。ハリーやロン、ハーマイオニーやダンブルドア、スネイプまで、登場人物が持っていた杖が重厚感のある箱に入ってずらりと並ぶ棚は圧巻です。

THE HARRY POTTER SHOP AT PLATFORM 9 3/4
(ハリー・ポッター・ショップ・アット・プラットホーム9 3/4)

所在地 King's Cross Station, London N1 9AP
http://www.harrypotterplatform934.com/

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2017.12.16(土)

文・撮影=安田和代(KRess Europe)

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