- 美味しく、健康的で、サステイナブルな食への意識が高まる昨今生産者直売のファーマーズ・マーケットがトレンドになりこだわりの食材を手作りする人々も増えた。ロンドンの食文化を担うクラフト食材の生産者たちに話を聞く。
究極のおつまみは
“オシャレ版ぺパロニ”
●Snacking Salami Classic
(スナッキング・サラミ・クラシック)
「ビールに合う最高のおつまみは何か」
パブでビールを飲んでいたジョージ・ライスさんとジョニー・ブラッドショーさんの何気ない会話が起業のきっかけという。二人は試行錯誤の末、この“スナッキング・サラミ”を世に出す。
右:日本好きなジョージ・ライスさんは、新婚旅行も日本へ。
英国産の豚肉にハーブとスパイスを加えたサラミは、しっかりとした歯ごたえで、ボリューム感もたっぷり。ビールを片手に食べやすいよう細身にし、鮮度を保つためのパッキングにもこだわった。
いかにも今どきのヒップな若者らしい彼ら。「楽しいことは何でもやる!」とノリは軽いが、中身はあくまでも真剣。食材だけでなく、トータルなライフスタイルを提供したいと意気込む。
右:工場内で働くスタッフ。
Serious Pig
(シリアス・ピッグ)
所在地 Arch 221, 42 Blenheim Grove, London SE15 4QL
電話番号 020-7732-7979
http://seriouspig.london/
Twitter https://twitter.com/seriouspig
※ぺッカム・ライの製造所では週末、不定期でサラミ各種、クラフトビールやサイダーなどを販売(Twitterで確認を)。ソースト・マーケット、ホールフーズ・マーケット、フォートナム&メイソンなどで購入可能
取材・文=名取由恵
撮影=橋本 篤