今日の絶景

今日の絶景

かつてローマ教皇も隠れ住んだ
断崖絶壁の上に立つ天空の都市

Magnificent View #1334
オルヴィエート(イタリア)

(C)R. Ian Lloyd / Masterfile / amanaimages

 断崖絶壁の上に広がるオルヴィエート。ここは、特異な環境にあると同時に、中世の面影を残す街でもある。

 その歴史は古く、古代ローマ以前のエトリルア時代にまで遡る。中世にはローマ教皇も密かに隠れ住み、大いに発展したという。

 曲がりくねった小路に並ぶのは、石造りの建物。ゴシック建築の宝石とも称えられるドゥオモや、かつて宮殿だったワイナリーが立つなかに、教会の鐘の音が響き渡る。

 切り立った絶壁は、何世紀にもわたってこの街を守ってきた。現在も、新しい住居の建築が禁止されているため、この風景が開発で失われることはない。そんな街は、「世界一美しい丘上都市」と呼ばれている。

 秋から冬にかけては崖に霧が立ちこめ、街全体が雲の上に浮いているように見えることも。その幻想的な風景もいっそう、街の美しさを際立たせている。

2017.10.11(水)

文=芹澤和美

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