石田スイの人気コミックを実写映画化した『東京喰種 トーキョーグール』で、対策局・亜門役を演じる鈴木伸之。「劇団EXILE」のメンバーであり、ドラマ「あなそれ」などで注目される彼が、デビューまでの道のり、『桐島、部活やめるってよ』の出演経験などを振り返る。

野球少年から芸能界を目指す

――幼い頃の夢を教えてください。

 男三兄弟なんですが、小学1年生のとき、兄が野球を始めたのをきっかけに、僕も野球を始めたんです。地元のクラブで、土日はずっと野球。平日も学校から帰ってきたら、壁当ての練習をしていました。それを中学の終わりまでやっていたので、どこかで将来は野球選手になりたいと思っていたんです。

――なぜ、中学の終わりで野球をやめてしまったんでしょうか?

 球の投げすぎから肘を壊してしまい、関節ねずみ(関節内遊離体)ができてしまったんです。それをきっかけに、歌手になるなど、芸能関係に憧れを持つようになりました。友達とカラオケに行くのが好きだったんです。そして、オーディション(「VOCAL BATTLE AUDITION 2」)を受け、2次で落ちてしまったところで声をかけてもらい、EXPG(スクール)に通い始めました。

2017.07.21(金)
文=くれい響
撮影=杉山秀樹