そおだよおこの関西おいしい、おやつ紀行

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京都の注目エリア紫竹で量り売り!
ワインとも相性のいいバウムクーヘン

 京都市北区の紫竹(しちく)は、近年、個性的なお店が次々にオープンして注目を集めているエリア。歩いていると、京都らしい町家を使った、和の花屋さんや自家焙煎のコーヒー豆店、オーガニックの焼き菓子店にパン屋さん、おしゃれなカフェ……。気になるお店が色々あってウキウキします。

 そんなエリアにあるバウムクーヘン専門店が「ズーセス ヴェゲトゥス」。「バウムクーヘン量り売り」と書かれた暖簾と丸いバウムクーヘン型の看板が目印です。

左:「バウムクーヘン量り売り」の印象的な暖簾が目印。
右:店内に入ると縦長の空間。

 店内に入ると、天井が高い、京の町家らしい造り。右側のガラス戸の向こうは広い厨房で、バウムクーヘンを焼く専用のオーブンが見えます。通路をずっと奥へと進むと、正面にバウムクーヘンが並ぶショウケース。あちこちにフェルトで作られたバウムクーヘンのオブジェが飾られていて、楽しい雰囲気です。

左:ショウケースにずらり。
右:森美香さん。

 「店名はドイツ語とラテン語。ズーセスとはドイツ語で甘いもの、ヴェゲトゥスはラテン語で野菜のこと。甘いものと野菜で、心を丸く、穏やかにしたくて」と、店主・森美香さん。野菜の料理と焼き菓子を出す、独自のカフェを目指してオープンしたのだそう。「目標は、私にしかできないこと、ここにしかないものを創ること」とにっこり。

焼きたてのバウムクーヘンと生地。
窓辺の店名入りステンドグラスのオブジェ。

 森さんは、京都の出身。薬剤師をしていて、漢方や”医食同源”の勉強をするようになり、食や料理に興味を持ったと言います。

「趣味でお菓子を作っていたんですが、アレルギー疾患の患者さんが食べられるお菓子が少ないと知って、本格的にお菓子の修業をしようと決心したんです」

 1996年、縁あってドイツに渡り、菓子職人の見習いとしてスタート。がんばって2003年にはマイスターの資格を取得します。ジークブルクの「ファスベンダー(現・ファスベンダー&ラウシュ)」で2年、その後は五ツ星ホテルのレストランなど、菓子職人として色々なお店で経験を積んだと言います。

 帰国後、京都のカフェで働きながら物件を探して、2007年に自店をオープン。「開店当初はバウムクーヘンや焼き菓子の他に、惣菜やピザ、キッシュを作っていました。年月の経過とともに、お客さまのご希望に沿った形として、バウムクーヘン専門店へと移行していきました」。

<次のページ> 一番人気は「はちみつバウムクーヘン」!

2017.07.11(火)

文・撮影=そおだよおこ

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