新鮮な機内食の後は
パジャマで熟睡!

左:ワインは専用のグラスセットで、全種類テイスティングしてから選ぶことができる。
右:前菜(手前)と洋食のメニュー。機内食工場に隣接する農家の有機野菜が使われている。

 機内食に関しても以前の記事で詳しくご説明したが、成田発のフライトでは、機内食としては初めてそれらの生産工場に隣接した千葉の有機栽培農家の野菜を使用していて、新鮮でクオリティの高い機内食を提供している。

日本食のメニュー例。お刺身や焼き魚、味噌汁、お新香など、日本人がホッとできるメニューだ。
目の前で盛りつけてくれるデザート(右)と、特製アイスクリームサンデーのトッピング。トッピングは、何種類でも、好きなだけ載せてくれる。
グリルチーズサンドイッチ(右)と和風チキンカレー(中央)。ロングフライトの場合は、食事と食事の間に温かい軽食を楽しむことができる。左のフルーツやスナック類、飲み物は機内のバーカウンターに置かれていて、自由にピックアップできる。

 ワインをテイスティングしてから選ぶことができたり、機内で盛りつけてくれるシグニチャーデザートの特製アイスクリームサンデーがあったり。8時間を超える昼間のフライト、12時間を超える全フライトにはミニカレー丼や温かいスナック類が提供されるなど、食いしん坊さんでも安心してロングフライトを楽しむことができる。

刷新されたビジネスクラス用のアメニティ。ポーチのファスナーを開けると四角いボックス型になり使いやすい。すべての国際線長距離フライトのトイレのアメニティも「カウシェット」製品となっている。
ポーチの中には、アイマスク、ソックス、歯ブラシ、歯磨き粉、殺菌用ジェル、耳栓、ティッシュ、ボールペン、「カウシェット」のリップクリーム、ハンドローション、化粧水をしみこませたスキンケアシート、スリープミストが入っている。
シグニチャーのパッド入りアイマスク。目があたる部分に空間ができるので圧迫感が少ない。

 アメニティの充実度も上がった。新しいアメニティポーチはファスナーを開けると四角いボックスになり、そのままで中の物を出し入れしやすいデザイン。

 目に負担がかからないパッド入りアイマスク、スタイリッシュなデザインのソックス、歯ブラシ、歯磨き粉、殺菌用ジェル、耳栓、ティッシュ、ボールペンが入っている。ファーストクラスでは、モイスチュアライザーとアイクリームがプラスされている。

 スキンケアアイテムは、イギリスの自然派高級スパ&ライフスタイルブランド「カウシェット」のリップクリーム、ハンドローション、化粧水をしみこませたスキンケアシート、スリープミストだ。

綿100パーセントのパジャマと、ふかふかのスリッパも用意されている。これらは持ち帰ってもいい。

 12時間以上のフライトには綿100%のパジャマをリクエストできる。こちらは持ち帰りもOKだ。ファーストクラスでは一般的なアメニティだけれど、ビジネスクラスで提供している航空会社は少ない。スリッパも新しく追加されたアメニティのひとつ。素材の毛足が長くふかふかだ!

 ユナイテッド航空では、現在飛んでいるファーストクラスは順次廃止していくが、その分、新ビジネスクラスの「ユナイテッド・ポラリス」をグレードアップした。可能な限りファーストクラスのサービスに近づいたビジネスクラスといえる。早く空の上で体験したい!

ユナイテッド航空
http://www.united.com/

ユナイテッド・ポラリス・ビジネスクラス
http://united.com/Polaris

たかせ藍沙 (たかせ あいしゃ)
トラベル&スパジャーナリスト。渡航150回超・70カ国超、海外スパ取材250軒超、ダイビング歴800本超。日々楽しい旅の提案を発信中。著書は『美食と雑貨と美肌の王国 魅惑のモロッコ』(ダイヤモンド社)、薔薇でキレイになるためのMOOK『LOVE! ROSE』(宝島社)など。楽園写真家・三好和義氏と共著の『死ぬまでに絶対行きたい世界の楽園リゾート』(PHP研究所)は4刷で、台湾・中国にて翻訳出版、第2弾『地球の奇跡、大自然の宝石に逢いに… 青の楽園へ』も中国で出版された。『ファーストクラスで世界一周(仮題)』2017年夏刊行予定。
Twitter https://twitter.com/aisha_t
ブログ http://ameblo.jp/aisha
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Column

トラベルライターの旅のデジカメ虫干しノート

大都会から秘境まで、世界中を旅してきた女性トラベルライターたちが、デジカメのメモリーの奥に眠らせたまま未公開だった小ネタをお蔵出し。地球は驚きと笑いに満ちている!

2017.07.09(日)
文・撮影=たかせ藍沙