伊藤美佐季のセンス・オブ・ジュエリー

伊藤美佐季のセンス・オブ・ジュエリー

究極のベーシックの代表格
カルティエの時計「タンク ソロ」

vol.01 Cartier (カルティエ)
時計「タンク ソロ」

時計「タンク ソロLM」(ステンレススティール×カーフスキンストラップ、34.8×27.4mm、クォーツ) 260,000円/カルティエ(カルティエ カスタマー サービスセンター)。シャツ 27,000円、パンツ 84,000円/アクネ ストゥディオズ(アクネ ストゥディオズ アオヤマ)

 カルティエの時計の中でもスクエアフェイスの「タンク」コレクションは、究極のベーシックの代表格。今回私が選んだ「タンク ソロ」はメンズですが、女性がしても素敵な時計だと思います。

 タイムレスな時計は、誰にでも、どんな服にも似合うと思うかもしれませんが、私にとっては、最も手ごわいアイテム。つけかた次第で、ともするとコンサバ過ぎる印象になる危険性もありますし、奇をてらい過ぎても似合わない。シンプルなものこそ、つける人の本質やセンスが表れてしまう気がするのです。

 今回は、シンプルな白いシャツをあえて前後逆に着せてスタイリングしてみました。少しアヴァンギャルドな着方と、時計と白シャツの持つ普遍性をミックスしてモダンな感じに仕上げています。

 ベーシックに安住せず、どうやって時代の気分を取り入れ、おしゃれを進化させていくか。時計に向き合うことが、自分のスタイルを見直す突破口になったら素敵だなと思います。

「『タンク ソロ』の中でも、このステンレススティールのモデルが醸すモダンな雰囲気がいい」と伊藤さん。「大きめのメンズサイズをあえて女性の華奢な手首にするとセクシーな感じがして好きです。端正な時計だからこそ、ざっくりしたセーターなどにラフにつけても素敵だと思います」。

伊藤美佐季(いとう みさき)
ジュエリーディレクター、スタイリスト。フィレンツェに遊学、帰国後スタイリストに。つける人の個性を活かしたスタイリングは、女性誌のほか多くの女優からも支持が厚い。ジュエリーに関する講演などでも活躍。

<この記事の掲載号>

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定価780円

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2017.04.21(金)

styling=Misaki Ito
photographs=Masami Naruo(SEPT)
make-up=Tomohiro Muramatsu(SEPT)
hair=Kota Suizu(SEPT)
text=Miwako Yuzawa

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