2011年3月12日。あの大震災の翌日、7年ぶりに動いた天王星。この動きの遅い天王星の影響がじわじわとでてくるのは実は2012年から! さあこれからの7年、あなたの運命はどう動く!?

 岡本翔子先生監修の“14年間の超ロング星座占い”をお伝えします。

牡牛座 (4/21~5/21生まれ)

“怒り”の感情を上手にコントロールすると幸運が

【今までの7年】

 波乱に満ちた人間関係に大変な思いをしたケースも

 過去を振り返り、この7年間で出会った人々やあなたが所属していた団体&クラブなどを思い返してみよう。天王星はあなたに、「いかに集団や組織の中で、自分の自由を表現するか」というテーマを授けていた。従って牡牛座の人間関係は波乱に満ち、かなり変わった友人から刺激を受けたり、逆に害を被ることも多かった。

 2011~2012年を境に運の流れが大きく変わり、ある団体とは疎遠になったり、縁が切れる人も。今後、天王星はあなたに別のステージを用意しているようだ。

【これからの7年】

 今まで考えていたことを実行に移すべき今年前半

 今後7年間、この星があなたに与える影響はとても微妙だ。地の星座である牡牛座は、本来ならとても現実的だが、これからあなたは自分の無意識と何らかの形で対峙することになるのだ。心の深層に隠されたものから自由になること。それがこの期間のテーマだからだ。一見理由のない強迫的な考えや行動はどこから来るのか、それについて真剣に考え、生じる不安や焦燥感の原因を突き止めるよい機会かもしれない。理不尽にもある困難な状況に投げ込まれたときに、「なんで私がこんな目に!」と怒りをぶちまけるその前に、そうなった状況がもたらすポジティブな面について考えを巡らすのだ。“怒り”を冷静に分析できたら、この7年間であなたは、自分の思うように人生をデザインできるようになるはずだ。

 隠遁、隔絶を意味するリトリートという言葉がある。この7年の間に病気や事故などで第一線を退くことになったら、それこそ天王星のメッセージだと受け止めてほしい。リトリートの期間にこそ、真の目覚めがあり、大きな方向転換を果たすことができるからだ。精神世界への理解を深めることも、この先豊かに暮らすヒントとなる。

 まず幸運の木星が牡牛座を運行する2012年前半、今まで温めていた計画を実行に移そう。魅力的な仕事の依頼があったら、思い切って乗ってみるとよい。ここがこの先7年間のスタート地点だ。金運はむしろ後半にぐっと好転。マンション購入などの機会もある。自分の家があれば精神的にも安定。生活基盤を固めてこの先の7年をポジティブに生きていこう。

2012年のラッキーアイテム 赤いスカーフ

エネルギーをもらえる場所 イタリア

 イタリアに一歩足を踏み入れた途端、あなたの中で何かが弾けるはずだ。ファッションの都、ミラノでお買い物を楽しんでもいいし、素朴な田舎でアグリツーリズモ体験をするのもいい。五感で人生を愉しむ術が、きっと見えてくる。

他の星座の運命
>>牡羊座  >>双子座  >>蟹座  >>獅子座
>>乙女座  >>天秤座  >>蠍座  >>射手座
>>山羊座  >>水瓶座  >>魚座

岡本翔子
心理占星学研究家。ロンドンの英国占星学協会で心理学ベースの占星術を学ぶ。英国占星学協会会員。本誌他、連載多数。また、月のリズムについての造詣も深く、毎日の月の動きと月が位置する星座が記されたダイアリー『MOON BOOK 2012』も好評発売中。  春には『ハーブと占星術(仮)』(翻訳書)が東京堂出版より刊行予定。岡本翔子公式サイトwww.okamotoshoko.com  岡本翔子公式ブログameblo.jp/okamotoshoko/   
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2012.02.15(水)
text:Shoko Okamoto
photographs:Bungeishunju

CREA 2012年2月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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