今日の絶景

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救世主と呼ばれた偉大な王が眠る
ペルシア帝国発祥の地とされる遺跡

Magnificent View #1152
パサルガダエ(イラン)

(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 パサルガダエは、アケメネス朝ペルシア帝国の最初の都。同王朝の創立者であるキュロス2世の命により、紀元前546年に建設が始まった。

 キュロス2世が亡くなり街は建設途上に終わったものの、神殿や宮殿が立つ一帯は、しばらく首都として機能していた。

 驚かされるのは、この時代に免震構造で建てられていたということ。最近の研究では、震度7の地震でも耐えられる設計が施されていたことが分かっている。

 とはいえ、現在はほとんどが基礎部分のみしか残っておらず、広大な平原の中に見える建造物は、ご覧のキュロス2世の墓ぐらいだ。

 キュロス2世といえば、ユダヤ教徒をバビロン捕囚から解放しエルサレムに帰還させた王として、旧約聖書では救世主と呼ばれ、現代のイラン人には建国者とも称えられる人物。この荒涼とした土地に一人で眠るのは、あまりにも寂しくはないだろうか。

2016.11.25(金)

文=芹澤和美

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