今日の絶景

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地球上で最も大きな巨樹の成長に
山火事の発生が欠かせない理由とは?

Magnificent View #1132
シャーマン将軍の木(アメリカ)

(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 傍らに立つ人がずいぶん小さく見えてしまうほどの巨大な木。これは、カリフォルニア州のセコイア国立公園に立つ、地球上で最も大きいとされるジャイアントセコイアの木だ。

 その名は、ウィリアム・シャーマン将軍に因んでつけられたもの。1879年にこの巨木を発見した博物学者のジェームズ・ウォルバートンが、アメリカ南北戦争時にシャーマンの指揮下にいたことから、敬意を表し名付けたのだという。

 高さは約84メートル、一番低い枝も地上から約40メートル、大きな枝は直径2メートルほど。樹齢は約2200年で、なんと、現在も成長を続けている。

 実は、この木を含めた一帯のジャイアントセコイアの木は、山火事によって生き延びてきた。セコイアの種子は火事の熱がないと落下しないうえに、山火事跡の灰の中でしか発芽することができないのだ。

 もちろん、この木自体も火事の被害はまぬがれないが、黒く焼け焦げた幹は樹皮が発達して被い、自然と治癒するのだそう。もし山火事がなければ、この世界一の巨木も、絶滅していたかもしれない。

2016.11.05(土)

文=芹澤和美

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