今日の絶景

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パナマ、スエズと並び称される
世界三大運河の残りひとつとは?

Magnificent View #1048
キール運河(ドイツ)

(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 かつて、バルト海と北海の間を船で往来するためには、波が荒いユトランド半島沖を大回りしなければならず、2つの海を結ぶ運河を築くことは、16世紀から人々の切望でもあった。

 その夢を叶えたのが、全長約98キロのキール運河だ。

 前身となるアイダー運河が完成したのは、1784年のこと。運河の水は周辺の灌漑にも用いられ周辺の農業には役立ったものの、運河自体は小規模で、通航できるのは小さな船に制限されていた。

 より大きな船を通すべく、8年の工事期間を経て1895年にキール運河が完成。その後、1907年と1914年に拡張されている。

 全長はスエズ運河の193キロにこそ及ばないが、この運河建設には“いい話”がある。スエズ運河やパナマ運河は工事期間中、マラリアや黄熱病、コレラなどが蔓延し甚大な犠牲者を出しているが、この運河建設にあたっては、犠牲者はゼロだったのだそう。これは、この地が冷涼な気候であることに加え、衛生管理も徹底していたためと言われている。

2016.08.13(土)

文=芹澤和美

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