今日の絶景

今日の絶景

飛び込み台のような場所に家が立つ
コルシカ島最南端の歴史ある集落

Magnificent View #951
ボニファシオ(フランス)

(C)Siephoto / Masterfile / amanaimages

 ボニファシオは、地中海に浮かぶコルシカ島の南端に位置する集落。ほぼフランス最南端でもあり、11キロの海峡を挟んだところには、イタリアのサルデーニャ島がある。

 旧市街があるのは、波によって石灰岩の崖が削られた絶壁の上。断崖の縁に立つ建物は、今にも海に落ちてしまいそうにも見える。

 この集落の歴史は古く、新石器時代から人が暮らしていた。中世にはピサ共和国やジェノヴァ共和国の支配を受け、フランス王政下に置かれた後、フランス領となった。

 街中に残されている城壁は、ジェノヴァ共和国領時代に築かれたもの。城壁の中には細い路地が張り巡らされ、その両脇には、5、6階建ての建物が立ち並んでいる。

 ここは隔絶された地にあったことから、近隣の村よりも、対岸にあるサルデーニャ島、そしてジェノヴァとの交流が盛んだった。そんな背景から、イタリアの影響が強いコルシカ島の中でもとくに強く、異国情緒を漂わせている。

2016.05.08(日)

文=芹澤和美

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