「ママッ・ストール」ではロティ・チャナイ職人にも注目!

 最後に、ママッ・ストールの別の視点からの楽しみ方を少し。ママッ・ストールでは、以前に詳しくご紹介した、民族を問わず愛されているマレーシアごはん「ロティ・チャナイ」もいただけます。このロティ・チャナイを求めて、マレー系、中華系、インド系民族がお店に集うため、ママッ・ストールでは、まさに多民族国家マレーシアの縮図とも言える風景を見ることができます。

マレーシアの代表的なごはん「ロティ・チャナイ」。小麦粉、塩、マーガリンなどの油と、水を合わせた生地をよくこね、1ミリ以下の薄さに広げて折りたたみながら焼く。

 また、ママッ・ストールの店先には、このロティ・チャナイを作る鉄板が置かれていることが多く、ママッの店員がロティ・チャナイをくるくると回しながら作っている姿を間近で見ることができます。

店の入口横の鉄板台でロティ・チャナイを作る男性店員。一見強面な彼らも、カメラを向けるとハニカミ笑顔が登場し、実はサービス精神たっぷり!

 カメラを向けると俄然やる気を出してパフォーマンスも派手になり、楽しいコミュニケーションがはかれること間違いなし! このように、オープンな雰囲気で気軽に入りやすいのも、ママッ・ストールの魅力ですので、マレーシアを訪れた際にはぜひ行ってみてください!

ここは、クアラルンプール中心のチャイナタウンにあるインド系食堂「ママッ・ストール」。「ロティ・チャナイ」や「トーセイ」など、朝食やおやつにぴったりな粉ものマレーシアごはんが食べられます。店先の鉄板で手際よく焼いているのは、マレーシア版クレープ「バナナ・トーセイ(ピサン・トーセイ)」。米粉とレンズ豆の粉からできた生地を薄く広げ、甘~いバナナを挟んで焼けばでき上がり! もちっとした生地と甘くて柔らかいバナナの相性は抜群です! (動画提供:Otoさん)

マレーシアごはんの会 三浦 菜穂子(みうら なおこ)
「マレーシアごはんの会」にて、マレーシア料理店とコラボしたイベントを企画・開催、マレーシア料理店のサポートを行う。バックパッカーとして1998年にマレーシアを訪れて以来、マレーシア全州を周り、訪馬回数は30回以上にのぼる。ガイドブックには載っていない小さな田舎町を訪れ、のどかなマレーシアの人、ごはん、風景を、写真や体験談を通して広めている。
ブログ http://blog.goo.ne.jp/cintamalaysia

Column

マレーシアごはん偏愛主義!

現地で食べたごはんのおいしさに胸をうたれ、風土と歴史が育んだ食文化のとりことなった女性ふたりによる熱烈レポート。食べた人みんなを笑顔にする、マレーシアごはんのめくるめく世界をたっぷりご堪能ください。

2016.04.03(日)
文=三浦菜穂子
撮影=三浦菜穂子・古川 音