マレーシアごはん偏愛主義!

マレーシアごはん偏愛主義!

マレーシアのダイナミックなおやつ
お皿の上にドーンと立つ粉ものの正体は?

 マレー半島とボルネオ島北部にまたがる常夏の国、マレーシア。実はこの国、知る人ぞ知る美食の国なのです。そこでこの連載では、マレーシアの“おいしいごはん”のとりこになった人たちが集う「マレーシアごはんの会」より、おいしいマレーシア情報をお届け。多様な文化が融け合い、食べた人みんなを笑顔にする、とっておきのマレーシアごはんに出会えますよ。

存在感たっぷり! インド系大衆食堂「ママッ・ストール」

左:インド系レストラン「ママッ・ストール」に必ずあるのが、以前ご紹介したこともあるロティ・チャナイ。マレーシアの粉ものごはんの代表格。外側はさくっ、中はもちっとしたパンケーキで、カレーをつけながらいただく。
右:同じくママッ・ストールでいただける、おやつ系のロティ・チャナイ「ロティ・ピサン(バナナ)」。卵の風味が効いた生地の間に甘いとろとろバナナが練り込まれていて、甘いもの好きにはたまらない一品!

 マレー系、中華系、インド系の三大民族が肩を並べて暮らす国、マレーシア。民族ごとに魅惑のマレーシアごはんがあり、どこから攻めようか! と嬉しい悲鳴がとまりませんが、今回はマレーシアのインド系ごはんに注目です。実は、「ちょっと小腹が空いたな……」という時に大活躍な軽食メニューや、小麦粉などを使用したいわゆる「粉もの」ごはんがとても充実。おやつが大好き! もちっとした食感が大好き! そんな皆さま、必見です。

ママッ・ストールの多くはインド系タウンにあるが、マレー系や中華系が暮らすエリアにも点在している。24時間営業の店が多いため、早朝や深夜の食事にもとても便利。

 マレーシアのインド系民族の多くは、イギリス統治時代に南インドからマレーシアに移り住んだ先祖を持ち、宗教はヒンドゥー教やイスラム教などに分かれています。そんな彼らが暮らすマレーシアで圧倒的存在感を放つインド系食堂、それが、「ママッ」と総称されるイスラム教のインド系民族が営む、「ママッ・ストール」と呼ばれるインド系大衆食堂です。

 この「ママッ・ストール」、マレーシア人なら民族を問わず訪れる食堂。「ちょっとママッに行ってくる~」といった感じで、会話にもよく登場します。私もマレーシアを旅している時はかなりな頻度で訪れ、マレーシアごはんを食べる上では欠かせない場所です。

ロティ・ピサン(バナナ)を作るママッの男性店員。ママッ・ストールはイスラム教徒が営むため、ハラルメニューを提供しており、インド系はもちろん、マレー系も食べることができる。

 それでは、ママッ・ストールでいただけるごはんとして、まずはパフォーマンスにも注目の、甘~いおやつからご紹介しましょう!

<次のページ> パリパリ巨大スイーツ「ロティ・ティシュ」

2016.04.03(日)

文=三浦菜穂子
撮影=三浦菜穂子・古川音

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