今日の絶景

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インカ帝国の都として繁栄した
クスコの街で用心すべき病気とは?

Magnificent View #872
クスコ(ペルー)

(C) R. Ian Lloyd / Masterfile / amanaimages

 文字を持たずして高度な農耕技術や文明を築き、15世紀には南米大陸の太平洋沿岸を制した大国、インカ帝国。クスコとは、インカ帝国の公用語だったケチュア語で、「へそ」という意味だ。その名のとおり、帝国の中心にあったここは、首都として大いに繁栄していた。

 だが、16世紀後半にスペインにより征服され、帝国は一瞬にして崩壊。この時、スペイン人は街を基礎から造ろうとしたものの、「カミソリの刃も通さない」といわれるほど強固に詰まれたインカの礎石はびくともせず、仕方なく、もとの石組みの上にスペイン式の教会や家を建てたのだという。

 時は流れ、インカ古来の石組みとスペイン風のコロニアル建築が融合した独特の街並みが評価され、街は世界遺産に。

 現在はインカ帝国の遺跡マチュピチュの玄関口として、ペルーを代表する観光地になっているクスコ。赤い屋根の家が並ぶ風景にも旅情をかきたてられる。だが、街が位置するのはアンデス山脈の標高3400メートル。旅するなら、高山病には注意が必要だ。

2016.02.19(金)

文=芹澤和美

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