グラスボトムボートの底から海ガメがこんにちは

シェラトン・ニューカレドニア・デヴァリゾート&スパの背後には小高い山並みが続き、目の前はラグーンが。

 シェラトン・ニューカレドニア・デヴァリゾート&スパが誕生した村には、人為的な観光スポットはもちろん、レストランやショップもありません。比較的近隣といえるブーライユの町へは車で30分足らずですが、村にはタクシーが3台しかありませんし、往復料金は6,000フレンチパシフィックフランも……。ここでは海に、山に、雄大な自然を舞台に過ごすことが正解のようです。

 リゾート前のビーチは、隣接するポエビーチと合わせて長さ20キロに及ぶホワイトサンドビーチ。2~2.5キロ沖のリーフまで、深くても3メートル程度の浅瀬が広がっています。海の色は少し緑がかったターコイズブルー。背後にうねるような形の山並みが迫り、スケール感のある雄大な風景です。

ガイドのフィリップさんが指さす先には、海ガメやサメが。

 リゾート前の海で開催されているスノーケリングツアーに参加してみました。

 小型のグラスボトムボートで少し沖に出ると、すぐにガラスの船底から、両手を広げたくらいありそうな巨大なアオウミガメの姿を発見。ガイドさんが指をさす海面を見ると、次から次へと海ガメが確認でき、トータル7匹も見ることができました。しかも、レオパードシャークのおまけつき。

グラスボトムボートの底から見たアオウミガメ。

 おすすめのスノーケリングポイントは、ナンバー2のブイ周辺。ツノサンゴやユビサンゴなどハードコーラルの種類が豊富に揃い、ソフトコーラルも繁茂。サンゴの合間にはリーフフィッシュも行き来し、カラフルな水中風景が楽しめます。

2015.11.21(土)
文・撮影=古関千恵子