おかずは歯ごたえもおいしく、お腹いっぱいに!

 さてさて、玄米ごはんと一緒に盛られたおかずたちもまた美味。メインの「じんわり揚げ高野豆腐と鮭のおろし煮」は、ゴロゴロと大きな野菜を掘り進めると、大ぶりな高野豆腐を揚げたもの、さらに鮭の切り身も結構な大きさ。カラッと揚げたものを甘辛い大根おろしだれにジュッとつけているようで、衣にたれが染みているところが玄米ごはんに合うのは言わずもがな。すべてが「もぐもぐ」と噛みごたえがあるので満足度がとても高い。

メインの山盛りっぷりたるや! パーツが大きいのも特徴だが、その分それぞれの味をしっかり楽しめる。

 この日の小さなおかずは「お豆と野菜のベジチリコンカン」「無農薬ごぼうと有機つるむらさきのごまあえ」「有機じゃがいもとズッキーニの豆乳グラタン」。チリコンカンは豆をもりもりと食べられ、ごまあえもごぼうが入っているからもぐもぐ系。クリーミーなじゃがいもグラタンまでついていて、ヘタしたら食べきれない人もいるんじゃないかと思うボリュームである。大ぶりなだけでなく皮付きの野菜も多くて、ほんとにお母さんっぽいな。

 サラダには実身美特製の酵素ドレッシング(お取り寄せや催事でも大人気なのだ)が。すりおろした生野菜をふんだんに使っているので酵素が生きているドレッシングというわけ。売られている瓶を見ると、ほぼほぼすりおろし野菜のように見えた。たまねぎの甘さがみずみずしく広がって、これまで食べてきたオイルと酢を乳化させるドレッシングとは違う食べ物みたい。というわけで、サラダまでもが存在感を示してくる始末である。

 今回は欲張ってドリンクとスイーツがついたセットにしてみる。ドリンクはたんぽぽコーヒーとルイボスティーからチョイス。野生に近い種類のルイボスティーだということで、そちらを試してみたのだが、「暑くてアイスにしたいけどキンキンに冷たいのは嫌だなぁ」とグズグズしていたら快く常温を出してくれた。確かに野生っぽいルイボスティー! ほんのり甘くて毎日飲みたいような味。

 スイーツは「豆乳プリンの黒みつがけ」。実は豆乳プリンは変わったにおいがすることがあるのでそんなに好きな食べ物ではないが、このプリンはそのにおいがなく、黒みつがなくてもいいくらいツルツルと食べ終えてしまう。

豆乳プリン。ちなみに実身美はパフェもおいしいのでおすすめ。

 とにかくいろいろな野菜をいろいろなスタイルでたくさん噛んで、満腹! 味付けもしっかりしているので、気持ちも満足! ごはんもたっぷり食べた! 身体もきっとよろこんでいるはず。さまざまな角度から大満足のお昼ごはんとなったのでした。

 定食のみなら税込1,000円。この日だけでどれだけの種類の野菜を食べたことか! と考えると、自分で作るよりもいろいろコスパも良さそう。ちなみに、この日の午後は非常に仕事がはかどり、「なんでなんだ?」と考えた結果、このランチパワーチャージのおかげなのではないかと思い至った。辺鄙な我が家の近所にできることはないだろうけれど、大手町を通るときにはきっと栄養補給に寄りたい場所ができた。

玄米カフェ 実身美(サンミ)
所在地 東京都千代田区丸の内1-3-2 三井住友銀行東館B1
電話番号 03-6273-4214
[2015年7月来訪]

北條芽以(ほうじょう めい)
神奈川県鎌倉市生まれ。情報誌編集者を経てフリーライター、料理本の編纂を行う。好きなのは炭水化物(特にごはん)とお肉の組み合わせ。お酒はあまり飲めない。「左手にごはん茶碗を!」

 

Column

北條芽以のLOVEレストラン

美味なるLOVEなひと皿を求めてレストランに通う日々。
著者が偏愛する、この季節、このお店のLOVEはいったい何? あなたの次のレストラン選びに参考になること間違いなし!

2015.08.05(水)
文・撮影=北條芽以