今、CREA世代のみんながこぞって注目するデスティネーションは、何といっても台湾。「台湾といえば」の定番パイナップルケーキ、キャスキッドソン顔負けのセンスを誇るカラフルなバッグ、そして地元の女性に大人気のマスキングテープなど、友人へのプレゼントに、自分へのご褒美にぴったりのお土産を、現地在住ライターの片倉真理さんが厳選してご紹介します。絶対手に入れたいベストアイテムはこれ!

台湾固有種の小鳥を描いた柄がかわいい!

店内にはエプロンやタオル、布バッグ、ポーチなど、かわいらしい雑貨がたくさん。

 台北市西部に位置する「迪化街」。ここは昔ながらの家並みが残っていて、布地や乾物、漢方薬材などを扱う問屋街として知られています。最近では古い建物をリノベーションした若手デザイナーの工房が増えており、注目を集めています。そんなエリアの一角にあるのが今回紹介する「印花樂」。美術学校の同級生3人組が立ち上げたというテキスタイルブランドです。

ノートカバーや水筒入れなど、次々と新しいグッズが登場。

 印花樂の布地は女性らしいやさしい色合いとシンプルな柄が特色。店長の張瓊文さんによれば、これは台湾の床タイルやガラス窓、ベランダに設けられた鉄格子の模様をモチーフにしたものだとか。

台湾固有種の「ハッカチョウ」をモチーフにしたエコバッグはかわいいだけでなく、使い勝手がよいと評判!

 また、印花樂のシンボルとも言えるかわいらしい小鳥柄は、「台湾八哥(ハッカチョウ)」と呼ばれる台湾固有種の鳥を描いたもの。この鳥は現在、外来種に追いやられ、絶滅の危機に瀕しているそうで、野鳥に対する保護意識を高めたいという願いが込められています。

バッグにはショルダーバッグやトートバッグなど、いろいろなタイプがあります。

<次のページ> 台湾の美食をモチーフにしたランチョンマット

2014.12.21(日)
文・撮影=片倉真理