厨房のない缶詰レストランが6カ月限定オープン

 数日間、数週間、数カ月限定のポップアップ・ショップやレストランが、次々と登場しているロンドン。また新たに2014年9月15日から、6カ月限定の変わり種レストランがオープンしました。

レストランの外観。グラフィックの美しい缶詰は、それだけでデコレーションに。

 SOHOの「tincan」は、その名のとおり、缶詰オンリーのシーフード・レストラン。世界屈指の最高級の缶詰のみを約30種類集め、ウィンドウにずらりとディスプレイしています。

缶詰がずらりと並ぶウィンドウ。

 このレストランの仕掛け人は、建築事務所のAL_A。新しい文化センターのデザインを手がけるために、ポルトガル、リスボンに出張したスタッフが、現地で缶詰のみを提供するシーフード・レストランを発見。このアイデアをロンドンに持ち帰ってきた、というもの。

店内デコレーションももちろん缶詰。
缶を開けるだけなので、厨房もシェフも不要。

 価格帯は7ポンドから、なんと22ポンドまで。いったいどんなふうにテーブルに運ばれてくるのか、さっそく体験してきました。

文・撮影(2ページ目)=安田和代(KRess Europe)