Q4. ヒアルロン酸注入治療に対するイメージは?

 グラフの回答から、「ヒアルロン酸注入治療に対する正しい知識が広まっているように感じます」と友利先生。クリニックでの施術を前向きに検討する人が増えている今だからこそ、さらなる知識を身に着ける必要がありそうです。

「これからは、もう一歩踏み込んで、使用する注入材にも目を向けてほしいですね。私の勤務するクリニックでは、厚生労働省が唯一認可しているヒアルロン酸注入材を使っています。品質、有用性、安全性などにおいて、厳しい基準をクリアしているので信頼できますし、副作用の面からみても安心です。また、滑らかなゲル状なので、仕上がりがとても自然で、違和感なくなじみます。効果の持続期間が9カ月~1年と長いのも特徴で、リピーターさんたちに喜ばれています」

Q5.ヒアルロン酸注入材について望むことは?

 グラフの結果は「注射時の痛み」や「薬剤の注入量」など、14の選択肢から上位5位の回答です。読者が望むこととして上位にあげられている安全性・副作用の面や、自然な仕上がりという点からも、厚生労働省の認可が下りたヒアルロン酸を選びたいものです。第2位の費用面では、個人輸入などで価格を低く抑えているクリニックもあるけれど、多少費用が嵩んでも、自分のためによい選択を。ちなみに第5位の18%の人が望む「国内で承認を受けている」については、「欧米で認可を受けている」が2%だったのに比べ、「国内で承認」を重要視する読者が多いようです。

「クリニック選びに迷うようなら、厚生労働省が認可したヒアルロン酸を扱うクリニック、という視点から探してみるのがおすすめです。

 自分にとってベストなクリニック選びができるよう、まずはカウンセリングの予約を取って、ドクターとの相性を確かめてください。ヒアルロン酸注入は、どの角度からどのくらい注入するかで、仕上がりに差が出てしまうもの。カウンセリングを通して、そのドクターと美に対する感性が合うかどうか、ご自身でしっかり判断してくださいね」

表参道スキンクリニック 友利新先生
東京女子医科大学卒業。同大学病院の内科勤務を経て、皮膚科へ転科。都内2カ所のクリニックに勤務しながら、テレビ、雑誌などでも活躍。2004年第36回準ミス日本。2014年7月には、一児の母に。

 

「美の主治医」友利新先生に聞く ヒアルロン酸を使った“美のメソッド”
 美容感度の高いeCREAアンバサダーの小山エリコさんと青木富美さんが、頼れる“美の主治医”友利先生に、気になることを聞いてきました。年々、深くなっていくほうれい線が悩みという小山さん、笑うと目立つ目尻のしわが気になるという青木さん。友利先生からのアドバイスは……。

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2014.08.28(木)
取材・文=今富夕起
撮影=深野未季
イラスト=熊谷千春