楽園マウイで心をリセットする「至上のヒーリングスポット10選」

楽園マウイで心をリセットする「至上のヒーリングスポット10選」

ハレアカラのカルデラには
今も神話の世界が生き続ける

#2 ハレアカラ

カルデラ内にはハイキング・トレイルがあり、満月の夜のハイキングなども可能。

 マウイ島は、ハワイの島々のなかで唯一神の名前がついている。その東側の山が、ハレ・ア・カ・ラー(ハレ=家、ラー=太陽)。つまり太陽の家と呼ばれる標高約3000メートルの山は、半神マーウイとの関係が深い。

 半神マーウイはあるとき、母のヒナアケアヒに呼び出される。カパという布を作る名人であるヒナアケアヒは、布作りの際に布を太陽にあてて乾かさなくてはならないのに、太陽が天空を走り抜けるために十分に乾かすことができないから、マーウイに太陽を捕まえてほしいと頼むのだ。

 マーウイはハレアカラにのぼり、頂上のカルデラに住む祖母のマフイエに相談する。目の見えないマフイエは、毎朝太陽の到来を告げる雄鶏の声とともに、焼いたバナナを太陽に捧げていたので、太陽のことをよく知っていたのだ。マフイエはマーウイに特別な縄を用意させ、手斧を渡し、彼女の家の近くのウィリウィリの木の陰に隠れて太陽を待つように伝えた。

 雄鶏が鳴き、太陽がやってきた途端、マーウイは縄を投げて太陽を捕まえた。そして木の根に縄を結び、手斧で太陽と戦いはじめる。人々に十分な光を与えずに駆け抜ける自分勝手な太陽を罰したのだ。太陽の二本の足のうち、強い方の一本を傷つけ、弱い方を残し、光を人々に十分に与え、空を走り抜けないことを太陽に約束させた。

 ハレアカラ山頂のカルデラには、今もマフイエの家のあった場所、雄鶏のいた場所、マーウイが太陽を捕まえるときに立った場所などがいくつかのプウ(丘)の名前となって残っている。雲を抜け、頂上にたどり着くと見下ろすことのできるカルデラ、そこには神話の世界が生き続けているのだ。


【Access & Advice】
カフルイ空港からハナ・ハイウェイ、ハレアカラ・ハイウェイでプカラニ方面を目指し、オールド・ハレアカラ・ハイウェイかクラ・ハイウェイで頂上へ。頂上までは車で約2時間。ハレアカラ国立公園の入り口を通り、ヘッド・クォーター・ビジター・センターで少し体を慣らし、頂上へ向かうとよい。国立公園内にはガソリン・スタンドやショップはないので、プカラニ、クラの辺りで準備をしていこう。特に気圧が下がるので水を飲むことを忘れずに。サンライズ、サンセットの時間帯に行くときは防寒具が必要。

神宮寺愛(じんぐうじ あい)
ライター・コーディネーター・翻訳(英語・ハワイ語)・フラダンサー。出版社勤務後、フリーランスになり、日本文化とハワイ文化に親しむべく、学びの日々を続けてマウイ島在住14年目。13歳の娘とイタリア系アメリカ人のパートナーとの三人暮らし。雑誌への寄稿多数、著書『心と体がピュアになるハワイアンな暮らし』(青春出版社)など。

2014.08.19(火)

文・撮影=神宮寺愛

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