あえて時短家事を求めず。しかしイライラの元は断つ

 大洲さんにとってまず大変なことは、毎日の時間調整だ。今日は何時に家を出なければいけないのか。お迎えは間に合うのか。そのためには何時に会議を終わらせなければいけないのか。無理なら、誰に頼むのか。ご飯はどうするのか。実家の予定はどうだったのか。たくさんの人の手を借りなければいけないからこそ欠かせないのは、マネージメント。そのためには使いやすい手帳が欠かせない。

 イー・ウーマン代表の佐々木かをりさんにインタビューをしたのをきっかけに、佐々木さんプロデュースの手帳を購入、愛用し始めて3年になる。

「業務を書き込むだけでなく終了予定の時間を書き込む」

「子どもの予定の隣に自分の予定を書き込む」

「欄外の枠に、おおざっぱな行事も書き入れる」など、佐々木さん直々に使い方を教わり、こまめに記入をしている。

佐々木かをりさんプロデュースの手帳を愛用。

 さて、大洲さんはどんな「時短家事」を行っているのか聞いてみると、意外なことに「あまり時短は意識していない」という。むしろやっていることは「急がばまわれ」方式。時短というよりは、自分がイライラしそうな元を断つ。

 何に自分はイライラするのだろうか? 大洲さんの場合は部屋が片付いていないこと。だから、よほどの体調不良でなければ洗濯物も片付けるし、部屋はきれいにキープ。とはいえ子どもたちの散らかし方は容赦ない。だから家のお約束は「モノは、元あった場所にもどす」。おもちゃも自分たちが片付ける。あとで大洲さんがチェックして、ちゃんと戻っていないと「やり直し」だそう。

 手間がかかって一見大変そうだが、片付けができることと仕事ができることは根本でつながっていると考える大洲さんは、「毎日の訓練でできるようになることだから」と子どもたちに辛抱強く声をかけ続ける。

子ども一人ずつにおもちゃ箱を用意し、自己管理させる。おもちゃが増えたら処分して、一定以上増やさないように気をつけている。

 人はどうしても「時短」、「効率の良さ」を目の前に求めがちだ。しかし、長い目で見た時、どうなのだろう。

 10年後、20年後の大洲家、それぞれが自立してやるべきことをきちんとやる子どもたちと、きっと大洲さんは対等な付き合いをしているのだろう。その中でやっぱり大洲さんはやわらかなほほえみを浮かべて、サラリと大きな仕事をこなしているのかもしれない。

Column

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2014.07.17(木)
文・撮影=HITOMINA