9番目のガーデンがついに完成
夢のような美肌を叶える一品が!

key flower 1(左) ロンゴザ
1992年、マダガスカル南東部の森林地帯で発見。種子に強力な再生能力を見出し、カプチュールトータルの主要成分に
key flower 2(右) オピリア
2012年、ブルキナファソで発見。地元では“美肌の花”として知られ、伝統的な手法を参考に独自の抽出法を開発した

 昨年末、彼はビッグニュースを届けるために来日。西アフリカのブルキナファソに新しいディオール ガーデンが設立され、“オピリア”という有用成分が仲間入り。カプチュール トータル ドリームスキンが誕生した。実はこれ、ディオール ガーデン独自の2つの有用成分を初めて組み合わせた、効果も仕事もハイブリットな乳液。

「キメの乱れや毛穴、肌色のムラといった肌表面の補正効果に加え、エイジングサインに総合的にアプローチする“ロンゴザ”とくすみや赤みに働きかける“オピリア”のダブル配合により肌のクオリティをアップし、見た目にも美しく。“オピリア”は浸透性に優れた成分で“ロンゴザ”の力をブーストする働きがあり、肌表面と内部からエイジングケア効果が狙えます」(アンドレ氏)

 するっとなじんで肌色の薄膜がふわっとかかるような仕上がり。素肌で過ごしたいけどスッピンは厳しい大人の肌に。長時間のフライトや残業のときにもおすすめ。最後にこれだけは聞きたかった。“9カ所あるディオール ガーデンの中で一番エキサイティングだった植物は?”

「それぞれに長いストーリーがあるので選ぶのは難しいですが“ロンゴザ”は非常にポテンシャルのある植物だと思っています。今は種から抽出していますが他の部位の研究も続けています」(アンドレ氏)

 カプチュール トータルがバージョンアップ!? これは大いにアリでしょう。

吉田昌佐美
キャリア35年の美容ジャーナリスト。新旧の名品やブランドの歴史を知りつくし、研究員からの信頼も厚い。CREAで長年にわたりナビゲーターを務めた連載「ブランド力調査隊」が今回からパワーアップ。確かな分析力と取材力でブランドの「強み」を解説します。コスメ好きはCREA WEB連載「吉田昌佐美の“早出し”ビューティ裏ばなし」も要チェック。

Column

吉田昌佐美のブランド魂発見!

鋭い視点からの取材力と情報の蓄積に定評を持つキャリア35年の重鎮美容ジャーナリストが、コスメブランドそれぞれの「強み」を解説。さまざまな逸品ビューティアイテムに込められた「魂」に迫ります。

2014.02.27(木)
文=吉田昌佐美
撮影=塚田直寛

CREA 2014年3月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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