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 夜な夜なマンガに夢中になる大人が急増する中、昨年、はじめて開催された「CREA夜ふかしマンガ大賞」。眠りにつく前の自分だけのひと時、ページをめくるたびに癒され、息を吞み、ときめき、泣いて笑って――。

 日中のあれこれを忘れさせ、新しい世界に連れ出してくれるそんな力のある作品に今年も賞を贈ります。

 CREA秋号で発表されたベスト10以外にも、マンガ好きの推薦者と読者から多くの支持を集めた作品が多数ありました。そこで、CREA WEBでベスト11位~30位を一挙にご紹介。

 今回は第16位~20位を発表します!

» 16位『藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス』藤子・F・不二雄はこちら
» 17位『気になってる人が男じゃなかった』新井すみこはこちら
» 18位『月出づる街の人々』酢豚ゆうきはこちら
» 19位『夏・ユートピアノ』ほそやゆきのはこちら
» 20位『ブレス』園山ゆきのはこちら
» 「夜ふかしマンガ大賞2023」1位~5位はこちら
» 「夜ふかしマンガ大賞2023」6位~10位はこちら
» 「夜ふかしマンガ大賞2023」11位~15位はこちら

CREA夜ふかしマンガ大賞とは…

マンガ好きの30名の推薦者とCREA編集部員、そして読者の投票により選ばれた「思わず夜ふかしして読みたくなる」そして、「いま、CREA読者に本当におすすめしたい」作品に贈る賞。2022年7月~23年6月に単行本の新刊が発売された(ただし、合計5巻以内)、もしくは、雑誌などに最新話が発表された作品から選出。

◆16位『藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス』藤子・F・不二雄

 1969年に「ビッグコミック」(小学館)に掲載された『ミノタウロスの皿』から95年発表の『異人アンドロ氏』まで、全111作品からなる「SF短編シリーズ」が、装いと巻立ても新たに全10巻で登場。「これを読めば、『SF短編シリーズ』がすべて読める!」をコンセプトにした、ファン待望の決定版。

 2023年の実写ドラマ化をきっかけに、4月から8月にかけて毎月2冊ずつ刊行された。

 通常版に加え、各巻美麗なケースに入った豪華愛蔵版も見逃せない。

「夜中にサクッと読みたくなる短さと、布団にもぐってからもしばらく考えこんでしまうような不気味さがちょうどいい。紙の手ざわりの気持ちよさがほんとに素晴らしい」(作家 岸田奈美さん)

「SF短編でありながら、ホラーテイストも入った作品群は今読んでも色あせません。是非ご一読いただきたい」(都内大型書店勤務 コミック担当Sさん)

岸田奈美(きしだ・なみ)さん
作家

WEBサイト「キナリ」主宰。近著に『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった+かきたし』(小学館文庫)。

コミック担当S(こみっくたんとうえす)さん
都内大型書店勤務

コミック担当は気付けば30年。中堅だと思っていたらすっかりベテランの域に。マンガはまだまだ紙で買ってしまうので、部屋中マンガだらけ。

2023.09.17(日)
文=CREA編集部
写真=平松市聖