夏休みが終わっても食べたい、旅気分になれる料理。エスニックの風味は、特におうちでも旅している気持ちになれますね。

 でも、エスニックは自分で作れる自信がないし、調味料を揃えなければならないと、心のハードルが高い人がいるかもしれません。

 今回は、タイで生まれ育ち、来日して30年の味澤ペンシーさんの著書『はじめてなのに現地味 おうちタイごはん』の中から、オイスターソースとナンプラーさえあれば作れる本格味のタイ料理レシピをご紹介。

 ほかのレシピも日本で手に入る調味料で作れるものばかりなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。


◆ヤムウンセン、ヤムウンセンカイダーオ

 辛さと酸味のバランスがなんとも爽やかなタイのあえもの“ヤム”は、屋台の定番メニュー。おつまみと思われがちですが、お酒はもちろんごはんとも合うのでタイでは定番おかずのひとつです。酸味と辛さのバランスが絶妙なヤムのたれであえれば、おなじみの食材もあっという間にタイの味。どんな食材もおいしくしてくれます。

■材料(2人分)

・はるさめ(乾燥):40g
・えび:4尾
・豚ひき肉:60g
・きくらげ(乾燥):2~3枚
・紫玉ねぎ:20g
・にんじん:10g
・セロリの葉と茎:合わせて10g
・細ねぎ:1本
・パクチー:3本

A
・にんにくのみじん切り:1/2かけ
・とうがらしの小口切り:1~2本
・ナンプラー:大さじ1と2/3
・砂糖:大さじ1と1/3
・レモン汁:大さじ2と1/3

■作り方

(1)はるさめは水につけて戻し、5センチ長さに切る。きくらげは水でもどし、1センチ幅に切る。えびは尾を残して殻をむき、背に身の半分くらいまで切り込みを入れて、背わたをとる。Aは大きめのボウルに入れてよくまぜる。

(2)紫玉ねぎは薄切り、にんじんはせん切り、セロリの茎は斜め薄切り、葉はざく切りにする。細ねぎ、パクチーは3センチ長さに切る。切った野菜は合わせて水に放す。

(3)鍋に湯を沸かし、はるさめときくらげを熱湯で1分ほどゆで、網じゃくしなどですくってから湯をしっかりときって1のボウルに入れる。同じ鍋にえびとひき肉を入れて箸でほぐしながらゆで、完全に火が通ったらざるに上げて湯をきり、ボウルに加える。

(4)2の水けをしっかりときってから3に加えてざっくりと混ぜ合わせる。

目玉焼き入りはるさめサラダ「ヤムウンセンカイダーオ」もおいしい!

 目玉焼きは、卵2個に対してサラダ油1/4カップとたっぷりの油で、白身のふちをカリッと焼き上げるのがタイ流。片面がよく焼けたら上下を返して両面をカリカリに。黄身までしっかり火が通ったら一口大に切って、「ヤムウンセン」の3に混ぜます。

 目玉焼きを入れる場合はボリュームが出るので、えびなしでも満足感がありますよ。

2023.08.22(火)
文=味澤ペンシー、白石路以、CREA編集部
撮影=衛藤キヨコ
スタイリング=本郷由紀子